さて。

何一つ、物事は片付いていないものの、とりあえず、ゆるゆるネット日記に帰る。
巡回先の一つであるちきりんさんのエントリを見てはて、何が言いたいのやら、さっぱりわからないのはいよいよ脳の劣化が深刻化したか、
年収や学歴が低くて結婚できない男性の話のオチがなぜ、20代前半で泣く泣く結婚した母親のせい(?)になるのか、
ちきりんさんの考えられていることがあまりに高度すぎるのか、どうにも腑に落ちない。
「子供が結婚しないのは、親の育て方のせい」に聞こえた気がするが、私なんぞはできるだけ私を結婚させたくない両親のもとに生まれたものの、
割と早々と結婚していたりするのでなんでも親の育て方にされるのはなあ、なんて、ちきりんさんはあまり私生活を語られない人なので
結婚しているのかどうか、それすらわからない、そもそも、結婚って、何のためにするものなんだろう、私は子供を作るためでしたが。
一生を終えるとき、自分の配偶者の子供を「産まなくてよかった!」なんて考える結婚は私はしたくなかったので、していないが、
どうもそういう人が既婚者でもいたりする。結婚の意識の根本が変質しているのは、親の育て方云々ではない気がするけどな。
もし、ちきりんさんが結婚を一度もしたことがなかったとして、それでも結婚を語りたがるのはなぜか。
私はかなり以前から、小倉千加子のような結婚をしたことのない人間が「結婚の条件」とか書いてそれが大々的に評価されるのが不可思議でならない。
未経験者に何を語らせているの?ってな感じ、でもそれが「結婚」というものの不可思議、自分がしたことのない、する気もないものを、
もっともらしく語らせることを許してしまった、それが多分、結婚難民の増加に一番大きく影響したような、
人間の根幹に関わることって、案外軽く見られてるもんだな、なんて中年になるとしみじみ思いしるわぁ、
子育てをまともにしたことがない人が何故か子育てに関してとうとうと語ったりするしね、
一人二人育てたら、あまり語れなくなる、その小心さがそういうアホみたいなもんを生み出させてしまうのかもなあ、
「こうすればこうなる!」なんて旗印は一見とても立派なんだけど、そうならなかった時の理由も、その手の旗を立てる人は
実に巧妙に考えつくんで、信用しないに限る。
そして私はまた生きるための目印を失うわけだけれど、それでも案外生きていける、人間の成り立ちがあまりにもいい加減なんで
すべてがいい加減な言葉で彩られるのかも。
とりあえず、帰ってすぐ読んだものに驚いたんでメモ。
20年以上になる私の結婚は実はあまり周囲に祝福されたものではなかったけれど、私は結婚で幸せになった人間である。
それでも結婚について何か人に語ることはないなあ、私が私で、愛するダーリンがダーリンであっただけの話なのでなあ。
それ以上の言葉が私にはないな。