「これはひどい」に「ちゃちゃちゃ」。

言わなくてもわかってると思うが悪趣味な私は「これはひどい」タグが大好きである。
自分の書いたものがこれに放り込まれると大喜びでいつも見に行く。
何やら壮大な「主婦」対「売春婦」バトルがあったようで「差別」風味もついてなんともはや。
で、結論はどうだったんだろうなあ、過去、売春婦だったらしき人の方に私は1票、
彼女が怒っているのも当然のように思われた。
まあ、ありきたりな「女はみんな売春婦」なんて言葉も出てきて、
おお、お約束「主婦も売春婦と変わらない」意見もまた。これを言う人は結局「売春婦」を「差別」していると
わかってるんかねえ、「セックスなんて全部おんなじじゃねえか」と、香ばしい不幸感がただよう。
セックスを買う行為を否定しない人がこれを言っちゃあ、自分を貶めてるってわからないのがまた哀れ。
私が売春行為をどう思うかと言うと、それをする人より、むしろ買う側を責めますな。
ぶっちゃけ、若い女の子の「合意の上」での売春行為なんてのは、往来で「私のものなんだから放っといて」
と財布から1万円札を出して破り捨ててるみたいなもんだ。
(あ、お金の単位にはこだわらないでください、私はあれだけちゃんと書ける人の値段が安いとは思わなかったんで)
「そういうことはやめておきなさい」と心ある人は止めるだろうね、
「そのお金は今はいらなくてもいつか必要になるかもしれないからね」と、これが常識人の発言(と思う)。
フツーの人は「関わらないでおこう」と黙って行き過ぎるだろう、「アブナイ人かも」とこれはやっぱり差別かなあ。
私が一番嫌なのは「その1万円、いらないんだったらもらうよ」と拾っちゃうやつ、サイテーだと思う。
「本人がいらないって言ってるんだからもらってもいいじゃんかよーぅ」って、大体金をホリ捨てるなんて行為、
精神状態が安定していればするもんじゃない。あきらかになにかが欠落し、不安定な状態に置かれた人間が
自暴自棄になってやってることにのっかるなんて、障害者をいたぶる並みの行為だ。
「好きでやってるんじゃないのか」ってのは詭弁だ。私は売春をせざるをえなくなったような環境や精神を
責めるべきであって、そうした状態の人間を責めるのは違うと思う。
でも必要とする人がいて、それをお金で提供する人がいる、これは資本主義社会の道理だと言われてしまえば、
ごもっとも、で、本人同士が合意であれば、が「本当に」成立していれば問題はないのかもしれない。
「一夜妻」って言葉があるんだし、そうした乾いた関係であっても必要とする人もまた哀れ、
本人同士が似た病をかかえ一緒に自分のお金を破り捨ててる、それもそれぞれの世界、つながり方。
ただそれを見せられる周りの人間にとっては、ちょっとこわい光景だよな。
私が売春行為を差別しているかどうか、は自分でもよくわからない。私はしないですんだし、
「主婦であるお前のやってることは売春行為と同じだよ」と言われれば、そのとおりかもしれない。
確かに紙切れ一枚の危ない存在なのはよく知っている。私は紙切れ一枚に信用性がある、と思うほど
狂信家ではないので。でも私は「主婦も売春婦」って言葉に傷つくことがなさそうなんで、
売春行為に差別を持ってないのかもしれないなあ。ただはっきり言っておきましょう、
私は「いーい仕事」しますよー、お高いですけどね、そして契約者を裏切ることは決してしません、
これがプロフェッショナルの矜持、契約者との間にあるものが金であろうが、紙切れであろうが、
愛であろうが、それは相手とかわした秘密条項、他人を介在させるつもりはありません。
してた職業に「プロ」の「意識」があったのなら、キャンキャン言うのもやめなさい。
と言って、私もしょっちゅう「専業主婦差別だー!」と言ってるんで、まだまだ「修行」が足りませんなあ。
私にとってはどうでもいい話題だったんですが「普通の主婦なら当然」とか私のアンテナに
ピピピと引っ掛かるものがあったんで、つい茶々をいれてみました。
「私」は嫌だ、とおっしゃい、「主婦だから」ってのには乗れませんでしたなあ、、