雑談。

CSの有料チャンネルはよく「一挙放送!」をやるのだが、

もう録画の容量が危なくなっている我が家ではなかなか利用できない。

先日香港俳優アンソニー・ウォン氏を発見した「ホワイト・ドラゴン」は

一挙放送だったが回数がそれほど多くなかったので何とか録画して見られた。

しかし、去年の夏ごろやっていた「古畑任三郎」シリーズなど、

いまだ容量を圧迫して困っている。

田村正和様が主演した古畑任三郎シリーズにはいくつか好きな回があって

私はキムタクが出演した回を楽しみにしていたのに

なんと、一挙放送では抜かしてある。

当然「スマップ」が「スマップ」として出演した回も。

全然「一挙放送」やないやんけ!

「一挙」の「一挙」はただ「続けて放映する」って意味なのかね?

ほんなあほな。

私は華やかな容貌のまだ若かったキムタクが屈折した研究者の役柄を

見事に演じているのが好きだったというのに、

そして古畑任三郎を演じる田村正和様との新旧イケメン対決が

すばらしかったというのに、あれを抜かしてどうする?CS。

CSという意義をもう一度考えて欲しいんだが、

そこまで「大人の事情」は大切かね?

基本的に誰も見てないから、CSは。安心しろ。

安心、といえば、年末の連ドラ「シャーロック」を恐る恐る見て

思っていたほどひどくなくてよかった。

エグザイルグループでイケメン振りをひらめかせる「ガンちゃん」が

全然「イケメン」に見えない。

むしろ奥目で髪形でごまかすなんちゃってイケメンに見えて

これはどうしたことか!としげしげドラマを見ると、

なんと、「おディーン様」があまりに完璧すぎる容貌であるのに気がついた。

顔がものすごく小さい。ガンちゃんの顔が「大顔」に見えるのだよな、

これはまた気の毒な、年末に何故か最近ガンちゃんを見たという下の娘が

「ガンちゃんは良く見るとそれほどイケメンではない」

「個性的派が多いエグザイル系では雰囲気がイケメンなんでイケメン扱い」説を

唱えていたので、なるほど、周囲の配置は大事、と思った。

おディーン様は私は特にファンではないものの、際立って整った容貌、スタイル、

声、諸々、あまりに完璧だとかえって影が薄い、と思ったのでした。

「シャーロック」のドラマ自体は「皆殺し映画通信」の柳下毅一郎氏が

こよなく憎む、藤原竜也発祥の「ヒャッハー!系サイコパス」演技が

随所で目立ったものの、それを見逃せば、まあ、まあ。

私はガンちゃんがどうしてこうも普通以下に見えてしまうのか

しげしげ彼の顔ばかり眺めていたので気にならなかったわ。

おディーン様が完璧なのはよくわかったが、

それでファンになるというわけでもなく、

ガンちゃん、仕事は選ぼうな、と思っただけだったのでした。終わり。

テレビ雑記。

私がこよなく愛する「ミステリチャンネル」は正月中「家政婦は見た!」を

終日放映して、これを見る人間はいるのか、

せめて年始を「ポアロ」に出来なかったか、

というか、一日中、古い映像の「家政婦は見た!」を見ていたい人間はいるのか、

私にとって有料チャンネルとしての役割を全然はたしていなかったのでがっかり。

その代わりと言ってはなんだがキムタク主演(?)の「教場」を録画して

昨日見た。面白かったざんす。

しかし、あまりに登場人物の犯罪者率が高くて、

ハテ、神奈川県警志望者はこんなに危ない連中ばかりなのか、

主人公の一人である工藤阿須加君は研修中の短期間に

2度も命を狙われたりして、

こんなに殺人未遂犯の多い「教場」って、大丈夫なのか、

そして、他にも同僚を加害する人間もいたりして、

恐喝犯はいるわ、違法調達屋はいるわ、カンニング野郎はいるわ、

なんだろう?この犯罪発生率、私たちの母校の中学よりひどいやん、って感じ、

大丈夫か、キムタク、こんな連中をおまわりさんにして。

という具合に大変楽しめる展開(?)で、キムタクが年相応の地味な役をして

それが大変味があってよかったので

この先もこの路線でがんばって欲しいと思ったのでした。

年末までやっていたレストランシェフ役のキムタクは評判が良かったようだが

相変わらず「ザ・キムタク」の役柄がさほどファンではない私には

妙に痛くて彼が「まだ若い」示すためか脇が50代ばかりで

そのためすべてが痛々しく感じて見続けられなかったので今回は良かった。

私が若かりしころ、もうすっかりおじいさんに見えるのに学生服を着て

「高校3年生」なんて歌っている某舟木氏がいて、

若かった私がこれを見たときの物寂しさはいまだ忘れられない。

私はいつまでも「若大将」なんてやってることにあまり価値は見出せないので

というか、そんなそれなりに実力のある俳優を

水戸黄門」化させなくても良いじゃないか、と心のそこから残念に思うのだよな、

「いつまでも同じ」って、何か良いこと、あるかね?

という点で、若干のつっこみどころは別にしても

「教場」のキムタクは良かったと思ったのでした。

終わり。

 

ニュースメモ。

ゴーン氏逃亡劇を何故嬉しそうに日本のテレビは放映するのか、

私にはさっぱりわからないのでニュースででるたび消している。

何が不愉快と言って、結局世界レベルで「金さえあればなんでも許される」を

あからさまに見せ付けているわけで、

こんなの日本の「上級国民」を見なくても一定年齢を過ぎれば

嫌というほど思い知らされる、もうこれ以上、知りたくもない。

そもそも、ゴーン氏が日産のトップになったとき、

あの日本全体での持ち上げようはなんだったのか、

「ゴーン流・何とか」だのどうの、と、

外国人に慣れがない日本に定着させるためだったんだろうが、

結局行き過ぎた持ち上げぶりは暴走に行き着く。

たぶん、最初はゴーン氏はちゃんとしてたんだろう。

長く馴れ合ううちに「老害」化するのは全世界的現象か。

日本の司法はひどいそうだが、世界の司法で素晴らしいのがそんなに溢れているか、

どこも似たり寄ったりなんじゃないかね、

そもそも、してはいけないことをした人間をそんなに厚遇するべきか、

たいていの犯罪者はろくでなしで、

それから恵まれた人間が優遇されるのは、

決して反社会的行為を犯さない、の大前提があるからで、

それを破った人間は普通の犯罪者より問題じゃないか、

普通の犯罪者と同じ扱いくらい、甘んじて受けろよ、

と、私は思うんだよな。

ゴーン氏の場合、保釈もされているし、

有罪になったところでどの道、金があるんだから、

「収監」なんてことはなかっただろうに。

それにしても有罪になって支払う金と逃亡資金と、

どちらが割に合うのか、これから彼はこの逃亡劇で稼ぐのか、

なんにしても不愉快だ。彼の弁護士周りにも。

結局世界中で金が一番モノを言う、か。

それをあからさまにされるのは本当に不愉快。終わり。

ネット雑記。

年末年始恒例、「俺は家族に虐げられている!」増田があがって

何でそれでも家族と付き合うのか不思議。

楽しくない親族は成人したら切っていいんですよ?は一般的ではないのかな。

自称親族に虐げられている側が家族にしがみつくのは

そうすることにメリットがあるからで、

あらためて昨年の元事務次官がした親族殺人を気の毒に思うなあ。

年取った親に当り散らすくらいなら、会わないのも親孝行、

「産んで欲しいなんていってない!」なんてことを言われたら

「じゃあ、死んだら?」と申し訳ないが私は言ってしまいそうだな。

生まれることにも選択権があるように思い込んでるのって、

今までの人生でよほど選択肢に恵まれてきたんだろうと感心する。

一般人には選択権ってそれほど与えられてないんで。

自殺だって簡単には出来ない現実を知らないな、

一番簡単で家族に復讐が出来る方法は電車に飛び込むことだろうが、

何の落ち度もない電車の運転手にトラウマを植え付けてでもやりたいか

ってことで、ここは富士の樹海かね、と思うが

それもその周辺に住む人間には迷惑でしかない。

人間、生きていることそのものが迷惑かもしれないが、

自分勝手に死ぬのも迷惑だ。

自分が完璧に満足できないからと自分の出生まで全否定する人は

どうなれば幸せになれるか、

世間一般で幸せに見える状態にあっても、やはり幸せになれない。

生き方そのものが間違っているから。

そもそも「生まれたからだ!」と思うのも大間違い。

この考え方を肯定したらそのへんの産婦人科に飛び込んで

新生児を殺しまくるのが「正義」になる。

以前、障碍者施設で何人もに手をかけた人間がいて

それを肯定する人間がかなりいたのを思い出す。

完全な幸せはないけれど、出来るだけ快適に過ごす権利は誰にでもある。

快適になるにはどうすればよいか、

しょーもなく「生まれたくなんかなかった!」なんて言う暇があれば

快適とは何か、考えたほうが良いと思う。終わり。

 

 

トーキョー・2020

娘たち二人が4月から同じ東京の丸の内で働くことが判明。

ひとりは丸の内、と言っても大手町よりなので

「本当の丸の内」ではないそうなんだけれど、

住所は「丸の内」になっている、この東京的不可思議さよ。

「丸の内OL?」と聞くと上の娘曰く

「丸の内OLって三菱系列で働く人のことを言うんじゃないかな?」と

じゃあ「丸の内OL」ではないな、二人とも。

それから下の娘は研修期間中、あちらこちらを異動するので

同じ場所に存在するのは一瞬のようだ。

「所属と勤務地は違うからねえ」というのは一般的なのかな?

下の娘は「言っとくけど私はOLではないからね、技術職者だから。」と、

まあ、確かに「オフィスレディ」ではないわな、

「ファクトリーレディ」なんてのがあるかね。

下の娘の研修は多岐にわたるらしく、中にはお楽しみなものもあるよう。

企業によって、することが変わるもんだと初めて知る世間知らずおばはん。

娘たちにとって良き年が始まるのを楽しみにしている。

「映画秘宝」とアテクシ。

映画秘宝」と「奥様」であるアテクシとの付き合いは古い。

結婚したマイダーリンが「スターログ」時代から洋泉社の本に親しんで

その後「映画秘宝」と名前を変えたあとも、なんとなく読んでいる。

マイダーリンは地方に入る数が少ないので入ると即座に買って

読むのを忘れ、もったいないのでしぶしぶ私が目を通している。

よくまあ、これだけアホ臭い「おっぱいと暴力と猟奇」を前面に押し出して

堂々としていられる、とあきれるものの、

アホも立派にやり遂げればそれなりに品格も漂う。

私はこの世界観は嫌いだが、その態度だけは認めている。

しかしまあ、この雑誌はこよなくイケメンと「普通」や「真面目」を

憎んでいて、何故、斉藤工君がこの雑誌に入れてもらえたのかはなはだ不可思議だ。

ま、私は「秘宝ボーイ」というだけで斉藤工君をイケメンにみたことはないけどな。

彼が数年単位で綴り続けたポエムも「そっとじ」以外何でもなく、

これだけ売れているのだから「機械仕掛けのおれんち」が書籍化しても

おかしくないが、でた、という話を聞いたことがないので、

これは彼のキャリアにかかわるのでそっとしておこう、になっているんだろう。

彼は今後も映像の世界でだけ活躍して欲しい。

映画秘宝」は可愛い女の子は容認して「やってもよい」的な態度で

時代の顔の女優たちで時々グラビアを飾ってみるものの、

「シャーロック」で世界的にブレイクした「ベネディクト・カンバーバッチ」を

イケメンであるが故に自分たちの「敵」とみなし、

「カンババ」などと略して微妙な意地悪をして、

意外に「カンババ」が「秘宝」的世界観に理解をしめすのを見て取ると、

急に「あいつ、別にイケメンじゃないし」のように扱いを改めたりする。

なんとも子供っぽい雑誌であることよ、、、とはいうものの、

この「ボーイズオンリー・クラブ」な世界が失われるのを

20年近く雑誌を読み続けたおばはんは残念に思っているよ。

今月号では早くも「映画秘宝の復活を願う映画雑誌」とタイトルの横にあったりして、

まあ、もうちょっとソフト路線で生まれ変わるのかもしれんな。

でもろくでなしが生き生きとろくでなしが出来る場所もこの世には必要じゃないか、

とりあえず「映画秘宝」を読んで猟奇殺人をした!なんて奴はいないしな。

時々特集が面白かったりするので、失くさなくてもよいのにね。

少なくとも、今回、アンソニー・ウォン氏が香港の学生運動を支持する発言を

したがために仕事を失いつつあるのを知ったのは大きかった。

がんばれ、香港俳優!

映画秘宝」では今号で香港俳優を少し特集しているので、

好きな人は読んでもよいかも。

「ファビュラスベイカーボーイズ」(だったか?)の連載も「映画秘宝」だったな、

面白かったわ。

令和にひっそりと姿を消すか「映画秘宝」。

「秘宝」という言葉がまた「昭和」感満載だよな、、、

いや、名前を変えたのは「平成」になってからか。

おばはんは、とりあえず最終号まで読んで差し上げよう。看取って、あげよう。

今年の更新はこれにておしまい。