テレビ雑記。

私がこよなく愛する「ミステリチャンネル」は正月中「家政婦は見た!」を

終日放映して、これを見る人間はいるのか、

せめて年始を「ポアロ」に出来なかったか、

というか、一日中、古い映像の「家政婦は見た!」を見ていたい人間はいるのか、

私にとって有料チャンネルとしての役割を全然はたしていなかったのでがっかり。

その代わりと言ってはなんだがキムタク主演(?)の「教場」を録画して

昨日見た。面白かったざんす。

しかし、あまりに登場人物の犯罪者率が高くて、

ハテ、神奈川県警志望者はこんなに危ない連中ばかりなのか、

主人公の一人である工藤阿須加君は研修中の短期間に

2度も命を狙われたりして、

こんなに殺人未遂犯の多い「教場」って、大丈夫なのか、

そして、他にも同僚を加害する人間もいたりして、

恐喝犯はいるわ、違法調達屋はいるわ、カンニング野郎はいるわ、

なんだろう?この犯罪発生率、私たちの母校の中学よりひどいやん、って感じ、

大丈夫か、キムタク、こんな連中をおまわりさんにして。

という具合に大変楽しめる展開(?)で、キムタクが年相応の地味な役をして

それが大変味があってよかったので

この先もこの路線でがんばって欲しいと思ったのでした。

年末までやっていたレストランシェフ役のキムタクは評判が良かったようだが

相変わらず「ザ・キムタク」の役柄がさほどファンではない私には

妙に痛くて彼が「まだ若い」示すためか脇が50代ばかりで

そのためすべてが痛々しく感じて見続けられなかったので今回は良かった。

私が若かりしころ、もうすっかりおじいさんに見えるのに学生服を着て

「高校3年生」なんて歌っている某舟木氏がいて、

若かった私がこれを見たときの物寂しさはいまだ忘れられない。

私はいつまでも「若大将」なんてやってることにあまり価値は見出せないので

というか、そんなそれなりに実力のある俳優を

水戸黄門」化させなくても良いじゃないか、と心のそこから残念に思うのだよな、

「いつまでも同じ」って、何か良いこと、あるかね?

という点で、若干のつっこみどころは別にしても

「教場」のキムタクは良かったと思ったのでした。

終わり。