「それぞれの地獄」、、

少し前に人気女子アナウンサーが「自分には自分の地獄がある」と話したのが

耳に入ってきて面白い言い回しだと心に残った。

「自分専用の地獄」とは恵まれた人間にしかない発想で

先日「加害者家族も大変なんだ!」発言も「私たち専用の地獄」で

これに同情しろと言われても、が変わらざる一般庶民。

それよりはネットニュースにあった女性週刊誌の記事の一部、

ご家族が事故にあわれた被害者の無残な姿と対峙しなければならなかった、

これほどの無間地獄はなかろうに、

朝別れたばかりの愛する家族の修復不可能に破壊された肉体を確認する地獄は

上級国民様の「専用地獄」なんか比にもならないわ、と下層民は思ったのでした。

時々、女性週刊誌は思いもよらない点を確実についてくるので侮れない。

当然あるだろう現実をあまりの衝撃に忘れてしまう、

裁判員もおそらくはこの事故の被害者の状態を眼にする、これもまた、むごい。

でも、むごさのレベルが違うことを同じように思え、といわれたところで

はいそうですね、とはなかなかならない、これもまた「地獄」といえますかね、

江川さん、と思ったのでした。

今朝の朝日新聞で久々に見たアエラの見出しにまたも「毒母」!」とあって、

今回のバージョンは「対息子!」ではあるものの、

毒親」ではなくあえて「毒母」、

いつまでこの手のメディアはこれが男尊女卑発想である現実から

目をそむけ続けるんだろう、これで「ME TOO」なんて笑わせてくれる、

私が知る限り、「毒母」の後ろには必ず「猛毒父親」がいますけどね。

それを指摘するメディアは

案外、世間では幾分軽んじられている女性週刊誌だけだったりして、

あちらこちらにそれぞれの地獄がぱっくりと口を開けておりますな、

と思ったのでした。

「加害者も大変なんだ!」の解決策は警察が講じられるはずで

それを怠られるのは警察の怠慢なんで、個別に対応されてはいかがかな。

ショーもない嫌がらせをしてくる輩はそれこそ弁護士対応で

十分まかなえるだろうにね、ああ、しょーもな。おわり。