最近の読書。

コロナは実は相変わらず増えているものの騒がれなくなり、なぜかそれと比例して

アテクシのミステリー読書欲も落ちて読書記録もすっかりご無沙汰。

最近はアメリカのミステリーを何冊か、直近では数年前の「このミス」1位、

「ザリガニの鳴くところ」

この前に今年の「このミス」1位、

クリス・ウィタカー「我ら闇より天を見る」を読み、

その前作の「消えた子供」も読み、

最近のアメリカミステリの流行は青春譚なのか?と、ミステリー業界の高齢化を憂う。

それもこの3作は、微妙な年代設定で、「ザリガニ」は1950~60年代で

「我ら」は確か1980年代、私の生まれたころ、および子供時代で

青春譚と言ってもほぼ懐古譚、しかもミステリー度合いは若干低め、

私が読みすぎなのか、大体おちが見えて、しかもそのおちが古い。

と言って決して「読物」として劣っているわけではなく、

むしろストーリーテリングの妙は洗練されて「昔々あるところに」と

語りを楽しむような部分が大いにある。ミステリーは早、臨界状態か。

「昔々あるところに」であれば

アイスランドミステリーのアーナルデュル・インドリダソンを推すが

それは少なくとも「現代」を舞台にとっているからなんだろう。

アメリカの最近の流行は

「若く美しい少女がこの上なく悲惨な育ち方をしても清く正しく誇り高く自立して」

なので、「昔々あるところにシンデレラという~」の話をミステリ仕立てにしても

「誰得?」な気持ちをおばはんは持つのでした。日本のミステリ業界も懐古趣味か。

読書といえばネットに「契約婚」云々という、いかにも少女漫画なかわいい絵柄の

漫画広告がよく上がって、これがまた素晴らしく説明的なので読んでないのに

ほぼストーリーを知ってしまう、むしろ予想通りのストーリなのか、

確かめるために読むべきなのか?と悩んでいる。

わたくしが今まで目にしたところでは

「おとなしくてかわいい実家が開業医の主人公があざとい後輩に結婚寸前の恋人を

寝取られて失意のあまり会社を辞めて(なぜか)以前の会社の取引先である御曹司の

家政婦となり、モテてモテて困っている御曹司に「1年だけ」の契約で結婚をして

そのお披露目パーティになぜか元恋人が元後輩を連れてきて嫌がらせを言う、

それを御曹司が追い払ってくれたけれど、よこしまな元恋人とあざとい後輩は

主人公を罠にかけて御曹司との結婚をぶち壊そうとして、

なぜかよこしまな恋人はよりを戻すために嫌がらせをし、

あざとい後輩は御曹司をまた寝とろうとたくらむものの、

「そんなことはお見通しだー!」と御曹司に救われる」と、

ここまで広告だけで見せてくれるとは、これでこの先は?と買って読む人間は

果たしているのか、このお話はこの数年、ネットに出てくるので、

めちゃくちゃ売れているお話なのか、アテクシは「最近の広告とは、、、」と

感慨深くなるのであった。読むべきかね?「契約婚」、

ここまで知ってて、むしろおちはゴジラが出てきて全員死にました、だったら、

面白いんだけど、そうはならんわな。悩む。おわり。