「選択子なし夫婦」、

というカテゴリは私(56歳)世代からあって、その後がどうなっているかといえば

どちらかがどうしても子供が欲しかった場合、見事なまでに全員離婚。

そしてほしかった側はきっちり子供を持っている。人生の希望は意外に叶う。

夫婦どちら側も子供が欲しくないカップルはかなり少ないものの、いないわけではなく

ただ、女性が子供を欲しくない場合、何があっても仕事だけは手放すな、

とだけは言っておきたい。

夫婦二人ならどちらかが働くだけで生活できるから、でうっかり中年クライシスで

妻が勝手に仕事を辞めた場合、夫が永遠か?というほど不満を漏らしまくる。

「契約違反だー!」の意識を駄々洩れにして、おばはんも専業主婦なので聞いていると

いたたまれなくなるようなことを人前で夫が妻に向かっていったりする。

夫の「子供もいないのになんで俺ばっかり?」はわからないでもないが、

最終的にはそういう相手を選んだあなたの判断、と私は言いたくなる。

まあ、よそのご家庭の事情なんで、どうでもいいけど。

50代後半どころかイマドキは60代でも割と「選択子なし」夫婦はいて

若者への「子供を持て!」プレッシャーはそうないと思うんだけど、

意外に「選択子なし」ほど若い世代に「子供は?」と聞きたがったりして驚かされる。

自分たちの選択にどこかで後悔があるのか、実の親でも聞かないことを

平気で聞いたりするんで、私としては忸怩たる思いを抱えたりもする。

選択子なしにさほどの思い入れはないものの、私の同世代の動向を見るに

やはり「結婚」は子供を持つ、ということが第一条件になるんではないか、

前振りが長かったが、発言小町にて、

「もうすぐ結婚する予定で、子どもはいらないとすり合わせたはずの彼が

私の親の前で「親孝行したいから子供は欲しい!」なんて言い出した!」

なんてのがあって、相談者の話を読むだけで、夫になる側はどう考えても

「今は特に考えていない」程度で、「ほしくない」とまでは言ってない、

相談者である妻になる側が勝手に「彼も欲しくないって言った!」と都合よく思い込み

親が驚いたのは「娘の話と違うやんけ」だろうし、男性側としては

「あんたの娘、結婚したいけど、子どもはほしくないなんてうわごと言ってるけど、

あんたたちはどう考えてるわけ?」と聞いてる感ありありで、

相談への答えは様々ではあるものの、結婚はいったん白紙に戻したほうがよさそうな、

「結婚してもどうしても子供は欲しくない!」なら、

この(相談者曰く)完ぺきで素敵な「彼」はあきらめたほうが良いな、と

釣りである可能性は大であってもよくできたトピだな、と感心したのでした。

相談者が本当に存在するなら「もやもやします」じゃないだろ、

早めに「私絶対子どもほしくない!」宣言をして子供以外のことで素敵な彼を

つなぎとめる方法を考えたほうが良いだろうな。やっぱ、経済力かな。

でもほしい人は何としても必ず手に入れている「子供」

世相をあれこれ言い訳に使う前にその厳然たる事実は知ったほうが良いと

おばはんは思ったのでした。おわり。