海外ドラマ感想・「ブランニック警部・非情の大地」

今年BBCで放映されたばかりのアイルランドが舞台のミステリで大反響とか。

マイダーリンがAXNミステリ一挙放送を録画してくれていた。

感想は「後味、わるっ!」の一言で、こりゃー続編、出来るわな、

うっとうしいコロナ時代に、「悪い奴、勝つ!」みたいなオチを見せられると

鬱になりそう。主人公にはぜひともきっちり落とし前をつけてほしい。

ミステリを山ほど見てきたおばはんは1話ぐらいで

ひょっとして、と展開がわかる気がして、がっかり。

4話構成の2話目で事件の全貌が見えてしまう。

残る2話でどんな展開になるかも、なんとなくわかるんだけれど、

主人公および彼の周囲の人間を演じる俳優さんたちの力技で魅せる。

 おばはんはミステリドラマを見過ぎて筋がわかりすぎる自分を反省する。

主人公のバディ役の女性警察官が英国ドラマで時々見る人で

名前は「シャーリーン・マッケンナ」、「リッパー・ストリート」に出ていた。

このドラマの中ではおそらくアイルランド訛りで英語を話して

アイルランド語で話す場面もあり、やはりアイルランド出身であった。

面白かった点は、トリックとしてアイルランドの特殊事情を絡めていること、

それを使った完全犯罪なので、歴史に詳しい人には感慨深いのかも。

私は血を血で洗う抗争の決着がこんなだったとは、と初めて知った。

英語タイトルが「blood lands」で「血の大地」、

アイルランド独立で山ほどの死体を築き上げてきた歴史がもの悲しくまつわりつく。

協定が結ばれた20年前が発端となると、それほどの昔ではないしな。

アイルランド問題は、昔からミステリドラマと親和性があるのか、

刑事コロンボ」でもIRAとかかわりを持つアイルランド愛国者

武器の調達で殺人を犯すものがあった。

私は「ラフロイグ」というウィスキーの名前をそこで覚えた。

調べるとタイトルは「策謀の結末」だった。

私はこちらの方が好みかな。犯人、きっちり捕まるし。

最近、英国ではアイルランドを舞台にしたミステリドラマが人気なのか、

「ダブリン 悪意の森」を見て、これはタイトル通り舞台は「ダブリン」、

今回は「ベルファスト」、北アイルランド最大の都市が舞台。

 「ダブリン 悪意の森」も暗いテーマで、

これは英国人とアイルランド人が警察内で微妙な対立を見せるドラマだった。

英国人を装う方が出世しがちという、

そこにまたプロテスタントやらカソリックやらが絡んで、

「宗教、怖い」とまた私の宗教嫌いが一歩進むのであった、、、

後味の悪さから星は3つかな。ただアイルランドの景色が美しかった。

観光ドラマとしても楽しめるかも。おわり。