(涙の)ミステリドラマ雑記。

昨夜、この日曜日にミステリチャンネルで放映予定の

「貴公子探偵ニコライ」シーズン2の録画予約を試みると、

なんと、放映中止になっている!そこまで「ロシア」は排除なのかー!

プーチンが悪くてもロシアのドラマは悪くない!

と、楽しみにしていたおばはんは取り乱しまくり。

そのうち「ロシア」ケーキや「ロシア」チョコは名前を変えるのか、

「文化」否定は本末転倒!ええい、チキンなミステリチャンネルめ!

私みたいな暇なおばはんしか見てないから気にせず放映すべき。

代替ドラマが「名探偵ポアロ」って、

いっそ「スニッファー・ウクライナの探偵」にするべきなんでは。

かのドラマの阿保っぽさをこの時期しみじみ味わおうと期待していたというのに、

クレームでも入りましたかねぇ、、クレームを入れる方が間違っているが。

「貴公子探偵ニコライ」は第1シーズンはロシア産シャーロックホームズとともに

放映され、作りはお気楽だが事件はえげつないのでこれぞ「ザ・ロシア」って感じで

面白い!と第2シーズンはどのように発展していくのか、

帝政ロシア時代の貴族が主人公であるのが「イマドキ」であるなと

好感を持っていたのだがなんとしたことか。今こそ!見るべきドラマなのに。

3日に「中止」の発表があったよう。えぇえぇえぇ、、(エンドレス)

と言うわけで(?)最近、読んだミステリの感想で八つ当たり。

ミステリチャンネルで以前放映されたアイルランドが舞台のドラマ「悪意の森」が

大変面白かったので原作を読んでみると、めちゃめちゃショーもない。

そしてドラマはこれに続くもう一つの原作を一つにまとめて独特の世界観を築いて

原作よりドラマの方がはるかに出来が良い。

このような経験は私には初めてで、最初にドラマを見て原作を読むことで

より深く世界観を味わえるのをいつも楽しみにしていたというのに、

こうも冗長な作品2作をドラマ制作陣は実にうまくまとめている。

原作、はるばる越えのドラマに出会っていたのにびっくりした。

原作も、多分「ミステリ」として読まなければ星は3つくらいだろうが、

ミステリとしてはいらない部分が多すぎて、ほとんどが主人公、語り手の独白、

探偵の「青春譚」として読めばよいのかもしれないが、

少なくとも第1作目の一人称はクソなので共感は、ない。

むしろドラマで主人公を演じた俳優さんの卓抜さに感心した。

クソであるにもかかわらず、同情の余地をほのかに漂わせて魅力的だった。

たいていの作品は、ドラマ化されると原作の妙味が薄らぐものだが、

最近のドラマの出来は相当良いんじゃないか、

それだけの技量が今のテレビ業界には求められているのか、

最近のネット世界において思いがけない恩恵を受けている、と思ったのでした。

とっくに放映中止になっていたドラマを楽しみにしている、なんて数日前に書いた

すべてにおいて遅れているおばはんは、いろいろ反省してパソコンを閉じよう。

トホホ。おわり。