ミステリー雑記。

相変わらず「ミステリー世界紀行」は続いている。

ドイツミステリに絶望し、再び寒い国であるスウェーデンに帰って

ラーシュ・ケプレルの「砂男」を読んでみたものの「、、、、、、」

質の悪いアメリカドラマを読むかのごとくであった、、、、

ドラマと言えばミステリーチャンネルの一挙放送特集を見続けて

「人形は指をさす」で激怒したせいか、その次のお気楽ミステリ

「警部補アーノルド チェルシー捜査ファイル」には腹も立たず。

しかし今どきのドラマで「ポリティカルコレクトネス」満載の設定は

かえって不自然なような。まず、探偵役の警察官がなぜか「ディスクレシア」

やたらとスマホで写真を撮りまくって、なぜかといえば、

字ではなかなか認識できないよう。鑑識官は耳の不自由な俳優を使ったり、

探偵の相棒はインド系の若い女性刑事で産休復帰すぐだったりして

ここまで全方位に「配慮しましたー!」を押し出さなくてもな。

ミステリーよりそこが気になって印象に残らない。

次に放映された「アントワーヌとマリーヌ プロヴァンスの事件簿」に至っては

私は英国産だから英国人がプロヴァンスを旅行中に事件に巻き込まれるのかと思えば

英国人がおフランス人の「フリ」をするという、最近、何か間違ってませんか?

と聞きたくなる不可思議な設定。もちろん全部英語で話をする。

プロヴァンスの風光明媚な背景を前面に押し出して、ミステリーと言うより観光気分。

マイダーリンいわく「温泉芸者2時間ドラマ」、たしかに。

再び小説に戻って、ヨハン・テオリンの「エーランド島シリーズ」の最初の作品

「黄昏に眠る秋」を読んで、これが大当たり。感動の嵐。

これはエーランド島の四季を描いているそうで続く3作も読む予定。

それからドイツ語版から翻訳されているデンマークミステリ「特捜部Q」も

面白い。これはアマプラでドラマ化されたものがよくお勧めに出るので読んでみた。

良い意味でのアメリカドラマ的でエンタメ作品。

忘れないようにまた感想を書く。

ところでひょんなことでかつて「ミスター・ランスロット」と名乗っていたご仁が

別のIDではてなに存在し、かつてのIDネームを自身で晒しているのを発見し、

その上激しく女性憎悪をブコメで書きまくっているので驚いている。

この方、私に絡んできたときは確か既婚者であると書いていた気がするが、

こうも女性嫌悪が激しいのは離婚でもしたのか、

私とさほども変わらない年齢で異性への激しい憎悪は

いまだ性欲が満たされていない逆エロ親父ぶりで

妙に自身をアロガントな人間であるとひけらかすわりに

隠し切れない俗物ぶりを恥ずかしいと思わないらしい変わりなさに感心した。

元ミスター・ランスロット、現iteau君とは私と何でもめたか忘れたが

「こんな人でも結婚できてるのか!」は印象に残っている。

「あんた、奥さん、今どうしてんの?」とネット上のミステリーにも

つい考察を深めたい、ミステリー脳のおばはんであった。

まあ、お元気そうで何よりやね。おわり。