日常。

夜にホットエントリをのぞくと見事なまでに「ノート」の営業場になっていて、いやはや。
こういうので買っちゃう人っているのかね、私はネットの文字にお金を落としたことがないんで、さっぱり。
今は「山口メンバー」のお題でアクセスが稼げるようなので、その手の記事が多いな、
これからは「アルコール依存症」がアクセス稼ぎのネタになるか。
これに参入する人間がいい加減なことを書き散らせば、またアルコール依存の誤解が募る。
不治の病である認識のない人が多いのだよ、治る人ははっきり言って「まれ」、
「治る」って、生涯、酒を一滴も飲まないことなんで、これが出来る人は実はあんまりいないんだよなあ。
そして「治ったから、もう飲んでもいいんでしょ?」と言う人がいるのも大問題、それでたいていの人は失敗する。
「酒を飲む」と言う娯楽が一生失われてしまう、それは飲み続けてきた人間には一大事以上なんだな、
だから自分の病が認められない。精神病の「癌」と思っていいような、まだ本物の「癌」のほうがまだましかも。
「治る」ではなく「付き合う」になるんだけど、その「付き合う」が難しい。
この病と7年以上の付き合いになるので、語り始めるととどめがない。もうやめよう。
ゴールデンウィークは下の娘に会ってきた。相変わらず勉強ばかりしている。
そしてなんだかいろんな「産学連携」の共同研究にかかわるようで、忙しそうだった。
日本の「工学」はやはりかつての軍需産業と深くかかわりがあるんだな、そうそうたる財閥系の企業名がぽんぽん出てきて驚く。
しかも、その企業名をうちの娘はあまりよく知らないもんだから(涙)私が驚くと「へぇ、そうなの?」とこともなげに言う。
なんだかんだで旧帝大の工学部はお金が集まるようですぜ、奥さん、って、誰に言ってるんだ、私は、な独り言を思わず言うわ。
うちのお嬢は「大きなものを小さな手で動かす」に大いなる魅力を感じる人で、「プラント」なんて言葉にうっとりしている。
私は娘が重工業系の人間になるまで「プラント」って「植物」のイメージしかなかったわ。「プラントハンター」とか。
将来、大いに有望と、いろんな人に言われてありがたいものの、そのために寝食削って勉強しているんで、
その努力に見合った将来が保障されるのは当然じゃないか、とは思うなあ、傲慢ですかね?
女の子は自分の体力のなさを才能と地道さだけで、乗り越えようとする。
もう、私の娘は、二人とも、親の手元を離れてしまった。そのことをひそかに悲しむ私は、幸せ者だと少し思う。