年末、ネット雑記。

はてなのアイドル「はあちゅう」氏がセクハラ告発をして、ブコメを集めていたが、
この手の件にしてはブコメ数が思ったほど多くないのが、はてな的であるなあ、
一時期、ショーもない記事に何でこんなにも?とついていたのを思うとやはり彼女は好かれていないな、
などと考える私。
彼女は学生時代から何かとお騒がせの方だったので、
その鉄の心臓を持つ彼女をしても耐え難いことを相手がしたのかもしれないし、
相手が電通を追い出された時期を見計らって仕掛けたのかもしれないし、真相は藪の中。
女史は学生時代から、自分の価値をよく知って売り出すことができる人なので、この先も何かとご活躍のことだろう。
私は彼女を特に心配していない。
それよりも私が気になったのは、はてなと言うところは「伊藤」と言う「姓」を持った人に甘いなあ、と言うこと。
はあちゅう女史の姓もはてなの運営に存在した「秒速・な○や氏」の異名をとった人も同じ姓。
かの事件は今年だったと思うが、多くのブクマを集めたにもかかわらずホットエントリになかなか乗らなかった。
最終的には「リベンジポルノじゃないか!」の批判が上がる画像が流出したようで、ようやくホットに載った。
彼の事件も、自分の職場の部下に手を出したものであり、いわば「パワハラ」「セクハラ」も考えられるものであったのに、
はてなの運営は古いネット言葉を使えば「全速力でスルー」、
イヤー、そういう運営が猛プッシュするセクハラ事件を私はいまひとつ胡散臭い顔で眺めている。
この件ではてな関係者が電通を揺さぶってるんですかね?
それとも加害者である独立したクリエイターがしゃれにならないことを電通内で仕掛けて、
はあちゅう女史に「やれ」と指令が下ったんですかね?
いやはや、ネット社会のあまりの「情実」関係に、私はほとほとうんざりしているんですわ、
このはあちゅう女史の件で確認できたのは、「リツィート」には現実世界の関係が絡んでいて、
拡散は「人力」で始めるということ、「俺のツィートを即リツィートしろ!」って、それに従う人は何人いるんですかね?
私がもうひとつよくわかったのは、一流企業に属しさえしていれば、何をしてもかばってもらえるらしいこと、
ひとたび一流企業に入ったら、企業は徹底的に社員をかばう。
だから企業に忠誠を誓うわけで、この関係は、おそらく企業が一流である限り、続く。
セクハラを告発した側も、告発された側も、もう企業を離れているものの、かつてはお互いに企業に忠誠を誓った側で、
企業に迷惑がかからないところでやりあう合意がほぼ出来てるんじゃないか、
告発者がはあちゅう女史でなければ、ブクマは3000くらいいったかもしれないけれど、
実際の利害関係のないはてな利用者がどの程度ブックマーク数にかかわっているのか、
ブクマはもうしない人が増えてるんじゃないかな?
はてなでそこそこ書く人間は、自分の「顔」にプライドをもっているので、「数」に成り下がる気はないだろう。
はてなの運営は、ブクマ数を操作して多くの「声」が集まっていると、既存メディアに働きかけることが多いようだ。
加害者として名指しされた側は、はあちゅう女史の「仕事を邪魔された!」の告発に
ステルスマーケティングを仕掛けた会社に属していたから!」ともっともらしいことを書いているのを読んだが、
自分だってリツィートを知り合いに求めるのに、よく言えたもんだ、と感心した。
こういうのがネットのモラル整備を手がけてるって、やはり特定の集団に利するように作ってるんでしょうなあ。
ところで、慶応の広告研究会は最終目標が電通入社のようで、故にあの手の事件を起こしたのか、と
いろんな学びのある件であることだなあ、が今回の感想。
私は自分の付き合っている女の知り合いに「あいつはセックスが下手だ」と言うクソ男は○んで欲しいと願っているので、
はあちゅう女史にはがんばっていただきたいが、特にかかわりたいとは思っていないのでした。
「伊藤」って姓は日本で多いから、はてなでも目立つのかね?
でも「佐藤」さん「鈴木」さんは見かけないなあ、不思議。終わり。