年末、あちらこちらに出没する機会を得て、やれ帰ってきた、娘たちも帰ってくる、と言う日にぎっくり腰に。
日ごろの行いが悪いせいか、帰って来た娘たちに十分なおもてなしが出来ないまま、二人とももう帰ってしまったわ、、、(涙)
娘たちが帰ってがらんとした家がことのほか寒々しく感じるのは気のせいか。年のせいか。
そしてコルセットをつけたまま、パソコンなんか打ったりして、はてなの話題をさかのぼっていると、
2017年の流行は「学歴・貧困」問題になりそうな、いやな予感。
私がはてなにうんざりするのは、さほども底辺を知っているわけではない人間が底辺を語ってくれることで
いまだかつて「底辺、大学にいけなくてかわいそう!」なことしか読んだことがないんだが、
普通の底辺では商業高校や工業高校、高専、食物科、衛生看護科などなど、それなりに稼ぐ道筋があるのをまったく考慮せずに
聞いたこともないような大学にいけさえすれば人生ばら色ではない、を誰も書かない、
「高学歴の貧困!」なんてのも一瞬はやっていたが、それではいまひとつ支持が得られなかったので、今度は「子供の貧困!」と言う
これに誰か何か文句をつけたらつるし上げ、な、実際に子供の貧困は存在するんだけど、
その対応方法がどうにもその問題を持ち出した人間にだけ有利になるようなものが多くて、
「貧困ビジネス」ってこういうもんですかね、と言いたくなる。
私が学歴で問題にすべきは、さほどの能力もないのに、親が金持ちでありさえすれば、学歴が「買える」
これは塾に通えるから、なんてのではなく、根本的に、有名私大の付属校に通いさえすればその大学には名前さえ書ければ入学できるような、
そういう受験をまったく経ずにのうのうと社会でやって行く連中、こういうのを問題視するべきだと思うが、
その買った学歴にはまったく触れなかったりして、塾に通ってまともな大学に入る、なんてのはまだ可愛いほうなんで、
私立大学の数は減らすべきだと私は思うなあ、と言うか、この少子化で、国公立以外の大学はなくしても良いんじゃないか、
大学に行くなら覚悟して勉強する人間だけを行かせた方がよかろうに、ってしみじみ思うな。
うちの子は死ぬほど勉強したし、今も勉強しているんで、意味のない学歴は不要だろう、も、もう少し語られるべきじゃないか、
アホみたいなのが名前だけ有名大学を出て、親のコネで有名企業に入る、なんて世の中を問題にして欲しいものだ。
「子供の貧困」をぶち上げる人間の胡散臭さを本物の底辺出身者はうんざりしてみてるんで、目立つ何かがあればひっそりとしめてやろうと思う。
何で工業高校とか、食物科って話題にならんかね?
「手に職」で仕事に不自由しないなかなかいい進学コースだけどね。
私と娘たちの出身中学では割とよくあるコースなんだが、ネットでは話題にならんね。
私と娘たちの出身中学はまごうことない底辺なんだが、ここから大学まで行った子供たちはみんなハイレベル大学に入学している。
下手な私立の中高一貫校より、進学実績は良いんじゃないかな?みんな、勉強するのに「覚悟」があったりして。
「大学にいけないの、かわいそう!」ってのは少し違う気がするが、東京都内のあれこれも聞いたので、またメモを残す。
今年もろくでもなくうごめいてやろう、と画策するおばはんでした。ぎっくり以外は元気ざんす。