おくり、おくられ。

思えば人に恵まれてきたと言う気がする。
私は「贈り物の達人」とされているのを自慢にしていたが、
単に受け取る人たちがよく出来た人たちだったんじゃないか、おごり高ぶっていた自分を反省するわ、、(涙)
ただ、私は贈る相手の家族構成その他諸々を調べて、自分でも使った品を送るようにしている。
リクエストされた場合以外で、自分が納得しなかったものは贈らない。
幸か不幸か、私は困ったものをもらった記憶もない。
何をもらってもうれしいのは、幸いだろうが、時々申し訳ないこともしている。
学生時代に知り合いから「アリス」の初版本の復刻版(英語)をもらって、
結婚後、マイダーリンに見つけられ「ぼくのところにおいていい?」と持ち去られた。(現在、書庫深くに眠る)
かなりの値打ちものだったらしく、当時、ただ「ありがとう」でよかったのか、もっと深く感謝すべきだったかもしれない。
ノルウェーの森」が面白くないと言ったら「羊をめぐる冒険」をすすめてくれたこの人は
フランス版ローランサンの画集やドイツ版のピアノ楽譜など、かなり凝ったものをくれる人だった。
私の世界をほんの少し広げてくれた、こんな人こそ「贈り物の達人」と呼ぶのだろう。
二人の娘たちは、上の娘は意表をつかれるものをもらってきた覚えがない。
特に異性からは「はずしたものを贈ると血祭りにあげられる!」的な気の使われ方と言うか、無難で面白くないなあ、などと、
内心、娘も思っているようで、親子で罰当たり。
個性派の下の娘はお付き合いが広いので無数の「ささげもの」をもらっていて、
「グランドキャニオンの大きな虫の死骸」以外に「樹脂で固めた手作りオブジェ」とか、レアものレゴとか、
たまに娘の部屋に行くと面白いものがたくさんあって楽しい。
最近の学生は、小さくておしゃれで個性的なものを見つけるのがうまい。高価でもないので「これぞ学生!」で、すがすがしい。
「4℃」のアクセサリーが「学生向け」の意見は、私の娘の周囲では「ない」気がするが、どうだろう。
「4℃」といえば、先日、上の娘が可愛いバッグを持っていたので「それ良いね」と言うと「4℃」のもので
「バーゲンですごく安く買えて、ママが昔憧れてたブランドって知ってうれしかった」そうで、涙。
わが娘はそこが本来ジュエリーブランドであることすら知らなかったわ、、、
質がよくブランドロゴが大きく入っているものではないので、よくほめられ、メーカーを聞かれるそうだ。
「言うと驚かれる」理由がいまひとつわからない娘、私もかばんを作ってるのは知らなかったな。
さて、若い女性へのそれほどはずさない贈り物として、私は「ミキモト」の雑貨を勧めておく。
ミキモト・インターナショナル」で、ブックマーカーやアトマイザー、ボールペン、小さな手鏡など
自分では買わないが、もらえばうれしいもので、値段も高すぎることはない。(安くはないが)
男性からもらって好感度が上がる品ではないかと思う。
最後に、はてなが「今年買ってよかったもの」を募集していたので、参加。
「ネスプレッソ」を買った。
利用するホテルにおいてあるので、こわごわ使ってみると、意外によかったので、一番シンプルなシリーズを購入。
場所をとらず手軽なので、毎日愛用中だ。
ただ「安い」かといえば、そうではないのと、やはりちゃんとひいた豆でいれたものにはかなわないので、
コストパフォーマンスは人によるだろう。コーヒー好きが家族に多い人はミルつきのコーヒーメーカーをすすめる。
娘たちがそろそろ帰省するので、今年はこれまで。
よいお年を。
注・先ほど調べると「ミキモトインターナショナル」は来年2月に販売終了だそうで、涙。