お嬢様方の最近(のファッション)

下のお嬢様のファッションの進化が激しい。高校生時代はノンノ的「可愛い」系だったのに、現在、私の言葉で言えば「キテレツ系アート女子」、
就職が決まって、いよいよ「○の内OL」系ファッションに磨きがかかる上のお嬢曰く、「理系の、周囲に男子しかいない女子にありがちな進化」と
「フツーの女の子ファッション」を普段目にしないがために、独自の「進化」を遂げるのだそう。ええっ、女子ファッションのガラパゴス化
スタイルが抜群にいい子なので、よくにあっているんだけれど、「カッコ、かわいい系」の男子ウケはいかがなものか。
「大学では(男子は)どんな服を着てたって、見てないし」と下のお嬢。そしてだんだん発言が男子化している。
「教育の女の子は可愛い」「文系女子っていいな」たまにすれ違うふわふわ女子に「クラっとくる」と、聞いてると母ちゃんが危機感を抱くわ。
夏に帰ってきた時、以前好きだったブランドに行っても「もうこういうのは着ないな」と、選ぶのはちょっとサイケ入ってます、の変わった服。
でっかいクマだの猫だのの入った服は「アート」で、下のお嬢のひょうきんな感じを妙に引き出して、それはそれで可愛くて好きだけど、このままでいいのか?
って、上の子の友達で工学部女子は全身ものすごい「ゴス」で固めているらしく、「それよりはましじゃないか」と、ううう、理解しがたい。
しかし、その「○の内OL」スタイルで周囲の男子をノックアウトしながらうっかり声をかけてきた相手に振り返りざま「エルボースマッシュ」をナチュラルにやっちまう上のお嬢よりは
下のお嬢様は「もて」ているようで、案外、男子はファッションじゃないのかも、と思ったり。
下のお嬢のお気に入りデザインはオリーブ少女だった私にはちょっと懐かしい感じで、「ATSUKI ONISHI」(大西厚樹)とか「VIVA YOU」とか、
ああいう感じをもうちょっと「平成」風に洗練させたような、なんだかんだでオリーブ少女の遺伝子ってどこかにあるのね。
完全カジュアル、というか、正当な場所には到底来ていけなそうなのに、お値段はお高い。痛いわぁ。
そして下の子お気に入りのブランド名は私にはもう読むことも覚えることも不可能。いろいろありますなあ。
姉妹で服を共有とか融通とか、物理的にも不可能だが、根本的にも不可能で、同じように育てても、いろんな方向に行くもんだと感心中。
中学、高校、大学と、子供のファッション進化は面白い。