ネットの揉め事といえば誰が言ったの言わないのだが、現実世界の揉め事はお金が絡むので大変だ。
身近で知る例といえば「相続」、お金がある家も、それほどない家も、揉めるところは揉めるよう、
でもこれも、究極には「金」よりも「感情」が深く絡む。切ないわねえ、、
しかし、揉めるのが「兄弟」ならともかく、最近聞いた話では、年の離れた「従兄弟」ともめた、もあって、
発言小町やハゲ子さんの記事って案外「釣り」ばかりじゃないのかも、と思った。
裕福な両親が相次いで亡くなって、住んでいた一等地にある邸宅に、その子供たちはとっくに住む家を持っているので
「いとこ」夫婦が「住んであげる」と言ってきてさんざん悩まされる話を聞いて、そもそも、葬式のバタバタの場面で
「これはおじさんがくれるといった」「これは可愛がってくれたおばさんがぜひ私に」を間に受けて(?)高価なものを譲った、人のいい年下の兄弟につけこんで、
「あれも、これも」と、さすがに一等地にある家は渡せない、と頑張っているものの、
いつの間にか合鍵を作られてスキあらば入り込もうされたので鍵を付け替えた、なんて、その攻防はまだ続いていて、
最終手段は弁護士を立てて、なんだが、そこまでことを荒立てたくない、
家の権利は間違いなくその兄弟のものなので、忙しいさなか、未だごねる「いとこ」を穏便に説得中、
世の中には、本当に「クレクレ」っているのね。
そういえば、発言小町で盛り上がっていた相談に「義両親の形見分け」があって、これは欲しがる嫁が不思議だ。
だいたい母親の持ち物は娘がいれば全て譲られるのが本当だものね。
実の娘がいなくて直系の親族に女の子(息子の娘)がいなかったら母親の実家の女たちのものになるのが「すじ」らしい。
特にその母親が実家から持ってきたものならば、「返す」のがしきたりだそうで、
例えば「息子」しかいなくて「孫娘」もいなかったら、母親の実家で一番近い女の子に譲る、息子の嫁にはいかないもののようだ。
女の孫のいない息子の嫁に渡れば、息子の嫁側の女系に譲られることになるものね。
昔からある「女紋」とは、何かあった時に実家に返してもらうようにつけた印だそうで、財産もしょせん「借り物」なのかしらね。
形見分け、といえば、もう10年以上前になるが、知り合いから大嫌いだった姑のモノを跡形もなく処分した話を聞いて、ひやりとした。
写真の1枚も残さなかったそうで、「あんな人のものは私にはいらない」と、
その方と違って、育ちのあまりよくないお姑様から結婚以来「嫁にもらってやった!」といびられたのを聞いてはいたが、
そんなことをしてどうかならないのか、と別の知り合いと話したものだったが、
なくなった当時は猛烈に忙しかったご主人が最近、すべて処分をしてしまったのを知って激怒しているようだ。
その方は「私の子供たちにあの人のものは残す必要はない!」と断定されていたが、
その子供たちは、なぜ、勝手に処分した、と腹を立てているらしい。
やはり嫌いでも全部「なし」にするのはないよね、なんて知り合いとしみじみしたのでした。
妻にとっては許しがたい姑であっても夫にとっては大切な母、子供にとってはかけがえのない祖母、なのよね、
気持ちはわかるけど、やはり「嫁」で「赤の他人」だからやっちゃダメ、ってことはあるよね、私も気をつけよう(?)と思ったのでした。
ダーリンママを私は嫌いではないので、貰えるなら貰いたいものだが、悲しいことに、まだ何ももらったことはないのでした。トホホ。
でも、私の娘には時々何かあげているようなので、血縁、ってすごい。
ネットの揉め事より現実の揉め事の方がはるかに辛い、というお話でした、終わり。