先週金曜日、学校から帰ってきた高２の娘が学校から帰るなり開口一番「AKBの話知ってる？」で、「ママはどう思った？」と、
私はもし、彼女が自分でやったことであっても、周囲があれの公開を許すのはおかしい、と答えて、大いに満足される。
学校で一番の話題だったらしく「あれくらいやらないと！」の意見もあれば「あそこまでしなくても」の同情的な意見もあったりして、
「でもネットではすごく非難されているんだよ、ビックリしちゃった」って、iPhone所有者が8割を超えるとみんな、学校でネットを見るのね、、（涙）
うちの子はまだ「大学入るまでガラケーを死守！」だけど、お友達に見せてもらうのではなあ。
それはともかく、娘の意見は「男の子も悪いよね、ああいう事態になるような女の子に困るようなことをするなんて、考えが足りない」と
ほぉ、なるほど、そうきましたか、ところが私の意見は「男の子もかわいそう」だったりして、それを言うと不満顔をされた。
「ああいうことをされると、男の子の立場もないでしょ、自分たちのことを相手から完全否定されたようなもんだから」といってもあまり納得してくれていない、
それが分かるには、もう少し時間がかかるかなあ、、
印象的だったのは、友達のお母さんが｢あれは当然だ｣と言ったとのことで、このお母さんを私も知っているんだが、私よりヤンキー度高めの人なんで、意外だった。
「お仕事なんだから」との意見らしいものの、AKBは「アマチュア」を「売り」にしているような団体じゃなかったっけ、
だからガードも甘い、己を律しろ、ってのも限度があるだろう。
「仕事」なんだか、「部活」なんだか、わからないような状態で縛りまくる、「脱退」が「卒業」だものね、
その「曖昧」さを「売り」にしているあざとさが何重にも若い女の子を混乱させるように思う。
ちゃんと守られている女の子じゃないのに、「お約束は守れ！」とはなんと身勝手な理屈であるか、その不自由さに泣けるわ、
いっそ、彼女の丸坊主で不安定な顔で笑っている写真に加工して首輪つけて、今、話題の森美術館に展示したらどうかしらね？
現代アートならそこまで「現代」に敏感になってほしいものだわ。
AKBの話に戻せば、青春の花盛りをもし「異性関係一切なし！」で仕事に捧げたあと、盛りを過ぎた時期に結婚したいとしてその相手を運営団体はちゃんと見つけてくれるのかしらね？
大昔、女が「清らか」でなければならなかったのは、親が配偶者を見つけてくれるからだったが、同じことを運営側がやってくれるとはとても思えない。
偽装に偽装を重ねて無理なことを求める、まさに現代の奴隷、だからこそ、人気があるのか。
「男の子はこういう話題をどういってたの？」と聞くと、「さぁ、うちのクラスの男子、AKBの存在を知っているかどうか」
オタク度高しの理系特進クラスで、なんとなく、彼らのアイドルは今だアニメの中にいるっぽい。
普通の男の子の意見が聞いてみたかったな。
「ママの意見は少数派だと思う」が娘の意見であった。あなたは常に鋭い。親子で別意見でよかった、と思うのでした。
