雑談。

昨日書いたことに関連して。
私の知るかぎり、学校でもネットの危険性はそれなりに教えていて、
わが子達の公立中学では2年ほど前から総合の時間に警察の方をお呼びして
「ネットに書き込んでも誰がしたかわからないだろうなんていうのは「ウソ」です」の講演を聴かされたりしている。
まあまあ効果があるようで、学校裏サイトなども一時の賑わいはなくなったと聞いている。
ただ、どれほど教えても深刻なことをしでかす子どもは全く聞いていないので、それをどうするべきなのか、悩ましいところだ。
現在高1の娘は先日とあるパソコン大会で3位入賞をはたして、どこでその技術を磨いたかといえば中学の「技術」の時間だったりする。
最近の子ども達はたいてい小学校の「総合」で簡単なパソコンの説明、ネット検索の仕方を教わり、中学で具体的なパソコン操作を教えられる。
上の子の場合、転勤族時代に入学した小学校が少人数で一人で1台パソコンをつかえたから、かなり理解が進んでいて、
それを認めた中学の先生に技術をしっかりと仕込んでもらったようだ。
うちの「底辺」中学は進学校向けではなく、商業科、工業科養成校みたいなので意外に「技術」の先生の質が高かったりする。
どこにでも取り柄があると言うことだな。
下の子が通ったのは残念ながらマンモス校だったのでパソコンは「5人ひと組」で扱っていて、キーボードの位置もまだおぼつかない。
家にある「コナン」のソフトで時々練習しているけど、、(涙) これからの「技術」の時間に期待しよう。
先生によるが「美術」でもパソコンを使うらしい。そういうのは下の子が上手そうだから、その先生に当たればいいな。
「ネットは子どもにとって害悪」という話を聞く度に私は子ども時代、子機のある電話が出回り始めて
「部屋に引き込んで長電話する」「不良になる!」の話があったのを思い出す。
何でも「新しい」ものは「子どもに良くない」といったん否定される、ゲームもケータイも、大昔からそうだ。
しかし外にあったゲーム機は家の中に入ってきて、家にあった電話は外に出て行くようになった、
新しいものを頭から否定しても仕方がない、それよりは上手な活用法をおそるおそるでもやってみることが大事なんじゃないか、
どのみち流れとして「なんでケータイやネットが駄目だったの?」といわれる時代が来るだろうしね。
結局「長電話」にはまる子どもなんてそれほどいなかったし、いてもわりと普通の大人になってるような。
大坂の橋下知事はケータイ禁止を提言して、確かに「否定」はもっとも簡単な方法なんだけど、
「否定」でろくでもないことをしでかす子ども達を規制することが出来るのか大いに疑問だ。
むしろ、嫌がらせをされる子ども達がやられっぱなしになりそうで、
締め付けられるのは他人を害する子どもたちではなく、被害に遭う方の子ども達ばかりじゃないか、「体罰」にしても。
本当に問題を起こす子ども達の対応をもっと行政がきちんとして欲しいものだ。
電話であれゲームであれ、何故子ども達がのめり込むのか、それをきちんと理解することは全然出来ていない気がする。
その理解から見えてくるものがまだまだあるような。