旅行に行く前から話題になっていた「憂鬱だ、、」の増田エントリ、
私はこれを半分読んで、「増田」は「愛の創作劇場」になったんだなあ、とはっきり言って完全に誰かの「釣り」だと思うからな。
「こんなにひどい親」「こんなに繊細な僕」って、はいはい、お話としてよくできてます、好きにしなさい、
ただ、それに激怒しちゃった人もいたんだね、でもこれは激怒するのもわからんでもないよな。
この「男」増田が、「女」増田だったとしたら、こんなに「同情票」って集まったかな、
「挨拶の場面で酒に頼る女なんて、、」って叩かれたでしょうなあ、性を反対にしたら相当風向きが変わったんじゃないかな。
そう言う意見はもうすでに出てるか。
「男としてしっかりしろよ」とは思っていないが、それよりは結婚相手の親への屈折した敵意が強く感じられる卑屈な人間ではあるよなあと、
つまり、結婚相手の「後ろ」にあるものにへたれていて、その「後ろ」の「かわり」を自分が与えられるかどうかなんだろうが、
それは、本人同士で話が出来ていないとおかしい。
どんな女性がお相手なのかはっきりわからないけれど、「お嬢様風」巻髪一つ作るのだってそれなりの時間とお金は必要だもの、
それを自力でキープできてる女性なら特別結婚するのに親の承諾なんか必要ないわけで、
「おとーさん、おかーさん、私、結婚するから」「あらま、式はいつ?」ですむような、
書いてるところから推測すると、どうもこの相手の女の子は何もかも親がかりっぽくてそこら辺があほくさいな、と
「こんな人だけど私は大好きなの、結婚の費用はお父さん、お母さん、全部面倒見てね」なんて言い出しかねない娘なんだから、
あんた、苦労するよ、とでも親御さんは言いたかったんじゃないか、
「君みたいな子を連れてくるのもこれが初めてじゃないよ」って、
何でか親に絶対反対されるような人ばかりに夢中になる人を私は現実に知ってるからなあ、
経済的には決して離れることが出来ない親への奇妙な「反抗」、その「道具」にされちゃうんじゃ、この増田君もかわいそうかも。
と言ってもやはり私はこれはどなたかの完全なる「愛のメルヘン劇場」と思うんで好きにしろ、
離婚なんて今時珍しくもない、これが話題になったのがものすごく不思議だ。
あまりに大きな広がり方だったんでもう1度エントリを読み直してみて、ふと大昔雑誌で読んだ少女マンガを思い出した。
確か、可愛い絵柄のわりにシュールな作風の清原なつのだったと思うが、
とあるさえない男の子のところにお嬢様が転がり込んできて生活を共にし始める話で、
オチは、男の子がお嬢様を好きになったところでお嬢様が別の相手と結婚するから、と出て行く、
「何故だ、僕が好きじゃないのか」的にすがる男の子に女の子が
「あなた、私がいつも飲んでるコーヒー豆が100グラムいくらするか知ってる?私はお金がないと生きていけない人間なの」
など、うろ覚えではあるけど、そのような台詞があったような、
その結婚は自分の「意思」だとお嬢様が示して、男の子があきらめるという、私はコーヒー好きなんで妙にその言葉が心に残った。
「男」か「コーヒー」か、結構、真剣に考えたな、そして「コーヒー」に傾いた若かりし頃の私、、、高いコーヒーを飲んでるわけではなかったんだが。
釣り増田エントリに激怒しちゃった人に関しては特に叩かれるような要素は見えないんで、
「こんな人が親になるなんて、、」に反応している人に少し違和感を感じた。
それはまた明日以降、「親」への風当たりは形を変え常に厳しいモンですな。
清原なつのだと思うあのマンガはなんてタイトルだったか、もう1度読んでみたいものだな、
最近、「へうげもの」を読んでいて、清原なつのも千利休の話を書いているのを思い出した、読み返してみるか。