おばはんは、故宮で白菜を見たり角煮を見たりしているうちに
すっかりアマゾンメールのことを忘れていい気になっていたが
日本に帰った途端、切っていた回線に山ほど「アマゾンの認証を!」が
だだーっと出て、いやー、帰って来たなあ、詐欺師どもは元気だなあ、と
また怒りを新たにしてふつふつと煮えたぎるものをネットに吐き出そうと、
良からぬことを考えているのでした。
もってないアカウントの認証をしないと永久凍結って、
永久凍結してもらおうやないけ、と不穏に笑うのであった。
故宮の白菜は思ったよりもずっと透明感があって美しくておばはんは、
一生に一度ぜひ見たいと思っていたカマキリを眺めて喜んだのでした。
お姫様のお嫁入り道具だったのね。
でも「白菜と虫」というのはセンス的にイマイチではないのか、と
姫君の親だったら心配になるレベル。
でもたぶん、姫君の親のセンスも「、、、、」だった気も。
それでも美しいものは美しい。終わり。