寒い国からやってきたミステリ。

何度も書いているけれど、ミステリは寒い国ほど面白い気がしている。

やはり「冬ごもり」するためにミステリは必需品かね。

コロナ下ではかどったのは、スウェーデンミステリを読むことで

マルティン・ベックシリーズ以来なので、

いきなり「ドラゴンタトゥーの女」のスティーグ・ラーソンに飛ぶのもな、と

まずはヘニング・マンケルのヴァランダーシリーズを読み始めて

「パパ、ママ、あたし」のカーリン・イェルドハルドセンを経て

ようやく私好みのアンデシュ・ルースルンドに行きついた。

数年前「この・ミス」でも話題になった彼の「熊と踊れ」を読んでうならされた。

そこから「3秒間の死角」で盛り上がり、現在は「3分間の空隙」を読んでいる。

困ったことに最近のアテクシはさっぱり記憶力があてにならず、

「読んだら感想を書く!」をやっておかないと、すぐ忘れるので順次記録予定。

ヘニング・マンケルは「イタリアン・シューズ」が一番良かった。

これはミステリではないので、マンケルは基本的にミステリ作家ではないのかも。

スウェーデンのミステリはどちらかといえば

かつて英国が誇った「文学の香り漂うミステリー」を継承している気がする。

私の好きなル・カレやPDジェイムズ系。

明日「熊と踊れ」から。おわり。