日本の工学部の歴史は軍需産業との関係が切っても切れないようだが、日本の医学部の発展も「富国強兵」とかかわっているらしい。
考えてみれば、国立大学医学部の設置場所は元練兵場だったところが多い。
北朝鮮が軍備にひたすらお金をかけるのは新興国のありがちなパターンか。とりあえず成功してるしな。
それはともかく、娘が工学部の中でも「ごりマッチョ」な学科に在籍するせいで、
「工学部は数学と物理が出来ないと!」と思っていたが、そうでもない学科もあるらしい。
工学部は近年学生集めのために様々な学科を新設して、
特に「女性」が入りやすい、数学、物理をそれほど必要としない学科もあるようだ。
「理学部」とも重複する分野が工学部の中にもあったりするし、
ほとんど「美術」系のような学科も工学部に設置されているところもある。
考えてみれば「物を作る」は芸術系に似た部分があるようで、娘の同期たちは器用な子が多い。
絵や楽器がセミプロ級だったり、パソコンを自作したり、この子達は「数学のできる芸術家」と思うことも。
美術と工学が重なる部分はあるので、進路決定に迷うのは当然、
そのあたりのことは、やはり諸々の環境条件を考えて整えていたら良いのかな、
大学は家を離れても良い、とか、都内絶対とか。
理系の国公立大押しは、やはり費用の面が大きい。私立理系は文系より遥かにお金がかかる。
家から通うにしても、いっそ地方で下宿させたほうがトータルでお金がかからない場合もあるような、
全国に目を向けると選択肢は多いが、女の子の場合、一人暮らしは心配かな。
モノ作りを目指す子供には私は国立大学工学部をお勧めするけれど、
国公立大学には「芸術学部」が設置されているところもあるので、それを選択肢に入れてもいいかも。
筑波の芸術学群は推薦枠が多く評判の良いところじゃなかったかな。
子供のお受験は親の情報収集能力も問われる分野で、情報を制して勝つ!方法もある。
ただやはり一番単純で確実なのはお勉強をさせることだなあ、今にして、本当にそれが一番の気がする。
子供の進路は経済活動の一部であるので、あまりお金をかけすぎるのには私は懐疑的だ。
日本全体が教育にお金をかけすぎて破綻しかかっているのは事実だしね。
できるだけお金のかからない方法で学歴を取得する方法を考えるのも、親の子供に残す教育の一部に私は思う。
国公立大学で「夜間」部が設置されているところもあったりして、それも選択肢の一つに入れて良いと私はおもうが、
自分の子供を外に出してお金をかけている親が提案することではないかも。とほほ、おわり。