シムノンのメグレシリーズを相変わらずだらだら読んでいる。
メグレは世界的に人気シリーズで各国でいろんな映像メグレが製作されていたようで、
日本でも「目暮」警部シリーズとして愛川欽也が演じていたらしい。原作のメグレは大柄な人だけどねえ。
しかし「目暮」って「喪黒」みたい。そういうつっこみはなかったか。
先日見たローワン・アトキンソン版の「メグレ警視」はやはりずいぶんスタイリッシュで
以前製作されたマイケル・ガンボン版のほうが原作イメージに近いんじゃないかな。
原作と言えば、メグレはしょっちゅう「よく冷えたビールとサンドイッチ」を食べているので、
最近サンドイッチを作るのが多くなった。
昨日マイダーリンに「サンドイッチとよく冷えたビールって合うと思う？」と聞くと
「絶対、合う！」というので、そのうちやってみよう。
そのサンドイッチはどうもハムサンドのようだが、日本のハムサンドで好いのか、
翻訳では「サンドイッチ」になっているが、
実はフランス式のサンドパン「ジャンボン、何とか」「タルティーヌ何とか」なのか、バゲットにハムを挟んだ奴じゃなかろうか。
そのうち調べてみるかな。翻訳年代が微妙に古いので、翻訳者が日本人にわかりやすいように気を利かした場合もあるしな。
ところで私の作るサンドイッチのベストは一般的な１０枚切りではなく８枚切りの高めの美味しい食パンを使い、
「ジャンボン・オー・ブラン」と呼ばれるハムを使う。
大事なのが良い「バター」を室温でやわらかくしてパンに塗っておくことで、これははさんだものの水分をパンに含ませないため、
というよりは風味をよくするためで私はよいバターの香りが食べるときにふわりと香るのが好きだ。当然マヨネーズは使わない。
きゅうりは作ってすぐ食べる場合だけはさみ、軽く塩をしてから水に晒してよく水分を取る。
きり方は好みがあるが刻んだほうが食べやすい気はする。「ハムときゅうり」がやはり一番美味しいような気がするな。
バターと言えば、某ホテルに泊まったとき食事に出された「ボルディエ」のバターが大変美味しかったが手に入れづらいのが難点。
ボルディエのバターでサンドイッチは作り損ねた。残念。
