お寒くなると、

人が亡くなりますなあ、なんてことを数年前にこの日記でも書いたことがあったような。
この時期に葬式があると、法事もこの時期。
「天国に一番近い法事、かも」に出席してまいりましたわ、、仏教だから「極楽」か。
古い古い寺であるので、ひっじょーにさむいっ!!!広いので寒い!とにかく、寒い!!
と、ババアはぼやきながらしっかり「貼るカイロ」なんかを仕込んでいるが、
それでも寒い、お堂に集まる人が少ないのもあるなあ。
こういった法要はいつまで行われることだろう。どんどん簡素化されてなくなる風習なんじゃないか、
よその人を呼ぶのも大変だからね。
数年前、出席を打診された葬式を断って、後にちょっと気まずいことがあった。
マイダーリン実家の、微妙な関係のご親戚で、私はそのなくなられた方にお会いしたことが一度もない。いまだに名前も知らない。
なくなられた時期、ちょうど子供たち二人がお受験の佳境だわ、実家父に手がかかるわで大わらわだったので、
遠方の葬式出席を打診されても、片道半日以上かかる旅に一人で行くほどの義理は感じない、
ましてや、そのご一族で唯一知っているご親戚からは、私は数度いやなことを言われた記憶があるので、
自分の家族がいる「ホーム」にいてさえちくちく攻撃されるのに「アウェー」地ではどんな「地獄」が待ち受けているか、
わたくしの精神安定のために絶賛欠席で、今もその判断に後悔はない。この先もない。
ダーリン両親も強く出席を求めてこなかったので、いいかな、と当時も思って、すっかりそのことは忘れていたのだけれど、
しばらくして、先方は何が何でも、出席して欲しかったとのこと、
世の中には「本家」の「長男」の「嫁」と言う「符号」に大いなる意味を見出す人が存在することをはじめて知った。
やはり、行かなくてよかった気がするな。
行ったら、どんな面倒ごとに巻き込まれて帰ったか、私には想像できない。世の中には不可思議な人びとが存在するものよ。
葬式に乗じてあれこれ画策があったりもするから、この手の行事は廃れているのかもな。
私のような不信心ものは、たとえ夫婦でかしこまって出席したところで、所詮、けしからん存在よ。
ところで法事ファッションには葬式と違って頭を悩ます。
年次にもよるが、黒できめると主催者がカジュアルで「何をがんばってるんだ」な気まずさがあったりして、
と言って、グレーで行くと、周囲が全員「黒」であったりして、涙。
今回、私たちがこれでよかったのでしょうか?と、まだ様々な「不正解」をやらかしている気がするのでした。