話題の「クロ・現」のダイジェストを先ほど読んで、いまどきの若者は「真面目」だと、
たぶん大多数のその子供の親たちが「真面目」だった影響ではないか、
バブル世代の私の年代では「恋愛」しても「結婚」をする人ばかりじゃなくなって、出来るだけ「遊びたい！」がもっとも有力な価値観だった。
その中で早めに結婚して子供を作るのは「逃げてる」だとか「負け組」とまで言われて嘲笑の的であったが、
あの大不況のさなか、いざ、結婚となると出来なかった人たちもいて、出来ても子供を作るまでいたらなかった人もいて、
そんな中で子供を細々と育ててきた大多数の真面目な親の子供が、こうなる傾向にあるのは、わかりそうなものに思うけど。
私世代で若くして（？）結婚して出産を順調にしてきた人間は大体「真面目」だ、その子供たちも。
それをまた責められているとは、なんだかなあ、何で「真面目」に地道にこつこつやってきた人間たちは責められるのか、
恋愛を「リスク」と考えてしまう時代を作ってきたのは妙に煽りまくってきた人間たちの責任じゃないのかな。
何人もの異性関係を誇るのが「当たり前」みたいな人間は、私世代では結婚がなかなか出来なかったけどな、
そういう「遺伝子」が残らなくなってきてる、それはそれでもいいことのように思うが、どうなんだろう。
「いきなり結婚」も私はあまり責めるようなことではないかと、今の日本経済の状態を「戦場」だと考えれば、ありじゃないか、
私の中学時代の恩師は戦地に向かう数日前に１度も会ったことのない女性を妻にし、
戦地から帰ってきた後、その妻と家庭を築き子供をもうけそれで幸せそうにしていた。
その少ない人生の選択肢の中で心豊かに自分を育ててきた彼から私が教わったことは多い。
かつて、バブル時代に女子大生と言えば「遊び相手」としか考えていない人間に群がられるのにうんざりした私の友達は
一度も恋愛をせず、「結婚相手と恋愛する！」と宣言してお見合いで結婚し、子供を持って今も幸せにやっている。
「ただやりたいだけ」の男たちにまとわりつかれたら、恋愛なんてする気になれないのが、かつてバブル世代の真面目な女性たちの声だったが、
それを拾ったメディアはあったかな？
「恋愛」を煽るのは「儲かるからだ」の説があるが、私もそれは賛成だ。
「結婚を前提のお付き合い」で恋愛すれば良いんじゃないの？と私は思うが、それはそんなに責められることかな。
私はこういうのは「あり」で動いていいと思う。
私はバブル時期に男たちのおもちゃにされて人生を狂わせた女性を少なからず知っているので、そういう人が今の世代には少なくなるのを望んでいる。
真面目な子供たちを責めるなよ。
