雑談。

立派な仕事につき、収入も人並み以上にあれば下手な副業には手は出さないかといえば、そんなことはないな。
一定以上の収入があっても内情が火の車はよくあることで、「この収入ならこういう生活」に振り回される人は案外多い。
「年収1千万で妻は専業主婦、外車に乗って子供二人は私立、年に数回海外旅行」が「不可能」なのはよく知られた現実だが、
これをやっている人は結構いて、それが何故できるかといえば、親の援助や別の収入源を持っているから。
つまり、若くしてそのくらいの年収を得る人は元々実家が金持ち、のみもふたもない話になるんだが、
たまたま努力してそういう立場になった人間が、周囲がそうしているからで同じことをし始めると大変なことになる。
悲しいかな、「周囲がそうしているから」と思い込まされるのは働いている夫より妻のほうだったりして、
それは非常に気の毒に思う。特に子持ちの専業主婦は追い詰められやすいわ、、(涙)
私の兄弟に聞いたところ、独身でもその手の浪費癖を持つ人間はいるようで、
寝るだけなのに無駄に広い部屋を借りたり、車はかっこいいがよく壊れるイタリア車だったり、
いまひとつ肩書きに見合わない高級靴や時計を身につけたり、会社の経費でしか行かないような高級店でグルメをしたり、
「実家が金持ちならそれでも良いんだけどな」と上司である兄弟は心配している。
「趣味はあっても良いが、何もかも全部は無理!にいつ気がつくか」「友達関係が悪いんじゃないか」などと、
同期にお金持ちばかりが集まると、つらいかもしれんな。
「職場の雰囲気」云々は大事な気がする。確かに高収入だが、その上を行く浪費癖があるようでは人生は立ち行かなくなる。
上の娘の職場は派手な人が少ないので助かった、ブランド品を持ち歩くような人はあまりいないようだ。
ただ帰国子女ばかりなので渡航の壁が田舎育ちよりはるかに低く、変わった海外旅行に行く人がいる。
お金の使い方にメリハリがあるのだな、私は、いつ娘がとんでもないツアーに行くと言い出さないかどきどきしている。
幸か不幸か、海外旅行よりもまったり温泉にしか興味がないので、よかったな。
お給料が高いわけではないが、そんなに大きな買い物に興味もないので毎月少しづつ貯金も出来ているようだ。
ところで以前「かばんと時計が欲しい」と言ってたので買ったか聞くと、「かばんはあったから買った、時計はまだ」だそう。
電波時計で可愛いの」はなかなかないらしい。探しているうちにいずれ出会うことだろう。
思うに東京でも消耗しない生き方もあるな。環境は大事。