雑談。

北条かや氏のあれこれを読んでいると、彼女はある種の「タレント」で、その売り出し方に「女性問題」を掲げてきたかもしれないが、
真面目な発言者として取り扱う存在ではないのがよくわかった。
「もの言う人間」として真摯にそのあり方を正そうなどは「するだけ無駄」、
グラビアアイドルの「ファッション」として「社会学」を語らせているんだから、返ってくる言葉は「ショーバイの邪魔するな!」しかない。
ふと「壇蜜さんは偉いなあ」なんて思ったりして。
完全な「男のおもちゃ」として身を投げ出してその中で発言する。彼女の言葉は北条氏よりはるかに「真面目」だ。
タレントの売り出し方として、まだ「壇蜜」さんのほうに好感を覚える。
私は北条かや氏の名前や顔を見るたびに「卑怯」の言葉を思い出すだろう。女性にとって一番気に障るかたちで売り出した人間は軽蔑に値する。
まあ「プロデュース」する側が悪いんだが。しかしそのやり方を受け入れた側がまったくの被害者ではなかろう。
バドミントン選手の違法賭博問題を見ていると、子供時代に親元から離れて競技生活を送らせることの難しさを考える。
「バドミントン」の指導者はいても、生活面での指導者がいたかどうか、それを考えると、なんとなく哀れな子供のように見えて、
よそ様の子供を預かる難しさはこういうところにあるなあ。
バドミントン指導者は上手に「選手」を育てることは出来ても、「子供」をまともな「大人」に育てることは出来なかったんじゃないか。
男の子はある程度からだが大きくなって大人に見えても、中身はまったく子供だったりするのだよな。
スポーツ選手など、受け答えはしっかり教え込まれているので、周囲も「大人」と思い込んで扱うだろうが、
それで孤独を深めていく「心は子供」の早熟なスポーツ選手はいそうな気がする。万事において「天才」はなかなかいないのよ。
名探偵コナン君の反対」と思えば、つらい存在なのがわかるような。
二十歳そこそこの男の子に悪い大人がよってたかって、という図をさっきテレビで彼が恐喝されかけていた事件を見て感じた。
「息子に良かれ」と思って早くから家から出した親が気の毒だ。私はそういう見方しか出来ないんだよなあ。
せっかく才能に恵まれた子供を産んでも、その子供を親ではない赤の他人が台無しにして、結局は親元に帰されるだろうかわいそうな息子を
きっとご両親は「自分たちが悪かった」と思いながら迎えるのかもしれない。同じく親をやっている立場から見ると泣ける。
世の中は色々だ。