人生模様、、(?)

琥珀氏の「岡田某とゲスの極み乙○」考を読んで、
人あたりのいいお坊ちゃまとは、子供時代から異性からの誘惑が多いので無駄に自己肯定感が増幅するのかもと思う。
ここ数年、実家が裕福で将来有望な男の子が、どれほど子供時代から誘惑されるものか知って愕然とすることが増えた。
共学の私立校ではよくあることらしく、女の子の「親」が加わってのえげつない誘惑をされるお坊ちゃまの話を聞くと、
地方でこの状態では、東京のような大都会では「女子校」「男子校」にはっきり分けたほうが「環境」として悪くない気がしてくる。
本人の「出来」だけではなく、家庭の懐事情まで射程内に入る異性間の露骨なやり取りは
誘惑する側、される側以外の思春期の子供の精神衛生上よくないだろう。勉強に集中できなくなる。
私がその幼稚園時代から知っているお坊ちゃまも、きわどい誘惑を受けたそうで、
めったに怒ることのない奥様が「(相手の親が)何を考えているのかわからない!」と静かに激怒。
わからないと思うわ、あわよくば「○○夫人」に、なんてげすなことを夫婦ともに良家出身の真正お嬢様奥様が思いつくはずがない。
女の子からのあからさまな誘惑にどのような手を打つべきか、母親が明確に撃退するとお坊ちゃま本人が「マザコン」だとか、
ろくでもない噂を流される恐れもあり、なかなか難しい。
聞いているだけで、ウチは娘でよかった、下手に遊んでいる異性が近づいて親が激怒しても息子ほどは非難されない。
なんだか聞いていると本人の生真面目さを盾に取られてあちら側のいいように扱われる場合も多そうで
「男なんだから、責任取りなさい!」の価値観を持っている良家のお坊ちゃまは大変だ。
「ええっ!そこまで、する!!」みたいな話を素敵なお坊ちゃまのお母様方から聞かされ、いちいち腰を抜かす私を見て
「まだまだちゃんとした女の子も存在するとわかってほっとするわ」と言われ、喜んでいいのやら、やり手ではない自分を悲しむべきか。
私は「あのこの家は○○だから、お付き合いしなさい」と娘をそそのかす母親の敏腕ぶりに脱帽。
我が娘にその手のことを言おうものなら、どのような激烈な反応があることか。「言うことをきく」どころか、間違いなく一生、口もきいてくれないわ。
娘たちが通った地元公立共学校にも「もてる」男の子は必ずいるものの、たいていが「走るのが速い」「サッカー部のキャプテン」とか、
本人の出来のみが「もてる」要件で「お金持ちのお坊ちゃま」の価値はそれほど高くないようだ。私の興味がないだけかもしれないが。
たぶんこの手のことは大昔からあって、それに気がつかずに半世紀近くものほほんと生きて、のほほんとした娘を育てた私は驚いているが、
「結婚」は相手の家族も含む一生のお付き合いなので、それが幸せに続くかどうかは、娘をポケモン並みに動かせる母親にも保障できないと言う気はする。
ただ、やはり「知恵が回るなあ」と妙な感嘆の念を持つ不届きものの私であった。
誘惑に弱いお坊ちゃまはたしかに存在して、その後の人生の実際を私はまだ知らないが、岡田某氏や不倫満足氏を見る限り、波乱万丈は間違いないようだ。