雑談。

先ほど大学院に進む意義をネットで読んで、工学部の下の娘が当然のように院進をするつもりであることを考える。
実は私の弟は自分がマスターに進んでいる間に世の中が超氷河期に入って就職で苦労したので、娘の院進には疑いを抱いている。
「院に進んだからと言って、仕事が出来るわけではないからな」「就職してから勉強したほうが役に立つ」などなど、
結局は大手企業の研究室に入ったので、院卒に何の意味もないわけではないだろうが、
10年近くぼろ雑巾のように働かされたりして、散々だったのうらみもあるらしい。
ただ、今の仕事の基礎はそのときに叩き込まれたものなので、弟の言い分を丸呑みするわけにも行くまい。
一方、同じく工学部卒の兄は院には進まず即就職してやはり同じようなコースを歩んでいるので、さて、どう考えたものか。
下の娘は少々ちゃらくて「とりあえずみんな行くようなので行ってみようかと思って」などと、
そのくせ「就職は地元で公務員希望」と親を煙に巻いたりする。
あほんだら、地元で公務員になるんやったら、院に行かんでもええやんけ!と、腹が立ってくるわ。
「地元に帰る」と言うのは娘の判断で、上の娘が戻ってきていないように、私たち夫婦は地方都市に娘たちの学歴に合う職はほぼ皆無なので
よそで就職してもかまわないと思っている。ただ、下の娘は「今は」帰りたい気持ちがあるようだ。
工学部女子の進路は様々で、リップサービスに過ぎないかもしれないが、女子に就職して欲しい企業は多くあるようだ。
特にちまちま作業が多いIT関連は男性よりも多少は生真面目な女子に来て欲しいらしくリクルーターがもう2年次から来ていたりする。
先日、「チームラボ」のインターンシップに申し込もうとしたらえらい目に遭った、の話もネットで読んで、
ウチの娘もここのインターンシップには参加してみたいらしいが、どうやら激戦のようで、そういうことがわかってるのかどうか、
話すと超悶々とするのだが、本人はいたってのんきで、「それはママが考えることじゃないから。私が考えることだから」と至極もっともなことをいうので
それはそうかと納得するものの、やはりいろいろ考えて悶々するババアなのでした。
親の悩みはつきない。