漫画雑記。

微熱が続くのをいいことにごろごろと漫画を読んだりテレビを見たり、人間のくずと化しているざんす。
本当は、庭仕事がしたいのよ、、とほほ。
というわけで、読んだ漫画本の記録。
3月のライオン」の最新刊、私はこの人の「ハチクロ」が読めなかったので敬遠していたが、このシリーズは読める。
物語が「進む」からね、「ハチクロ」は「呪いかー!」といいたくなるほど、登場人物が永遠のループだった。(3巻で投げたわ)
「進まないドラマ」は苦手、おばはんは気が短い。
前巻で、3姉妹の薄気味悪い父親が出てきたので、これはどうしたものか!と心配したものの、案外あっさり決着、
この父親の人物描写はこの人の人物描写にしては珍しく生々しさがあって、作者を長年苦しめてきた人なんだろうか、
だからあんまり長く描けなかったか、なんて、こういう人、いるわぁ、ほんまに困る人やわぁ、そんでこういう人に取り付かれる人、いるわぁ、
この超がつくほど身勝手な、でもなぜか魅力的な3姉妹の父親のような人はたまにいる、男性でも女性でも。
先日、辺見マリさんの「洗脳」話をテレビで見て、「洗脳」する人とは、そういう人なんじゃないか、
取り付く相手の弱み、というよりむしろ美点を利用してとことん利用する、よかったわ、私、性格悪くて美点がなくて。
私としては、このあと身勝手な父親がどこかで死んで一人になった娘が3姉妹に引き取られ「海街ダイアリー」をする、を希望。
さて、「おひとり様出産」、祝・第2巻。
よかったねえ、無事に生まれて、、(涙)
しかし、これでも腹が立つのが子供の父親、別の意味で「どたまカチ割ったろか、ごるらぁ!」となるほど、ばか者。
「種」は選んだほうがよかったんじゃないのでしょうか、、、といいたくなるんだけど、作者はこのだめ男が好きなようなんだね、
どこか憎めなく描いているんだけれど、まあ、私だったら、「踏む」わ、こんな男。
でも七尾ママはほぼ臨月まで必死に働いて何とかお金を貯めて出産。でもほぼ高齢出産なのに、何でこんなに無理するかな、
気をもんだわ。作者の「母ちゃん」気分、作者と私、10歳も離れてないけれど。
ふと、この本を出す努力をしてくれた編集者はえらいなあ、と思った。
この本がいやみなく読めるのは、上手に「アク」を抜いているからで、どうしようもないだめ男とわかれられない部分とか、
いったい、40前になるまで、何をやってたんだー!な、そういう部分を上手によけている、
編集の人がこの母子の将来をあまりに心配してくれてくれた仕事じゃなかろうか、この先、ちまちまでも何とかやっていって欲しいものよ、、
内容は面白いが、漫画家としての才能があるかどうかは、うーん、、という感じ、もうちょっと早めに区切りはつけられなかったものかね?
と大昔から、「まれ」のように夢のなかった私が言うのであった、、、「まれ」はあまりにも大評判過ぎて一度も見なかったわ。
で、今日からなぜか「大河」のような「あさがきた」、録画してしばらく見る予定。