雑談。

「東大3人母ちゃん」の何がそんなにたたかれているかというと、どうも「恋愛禁止」という点らしい。
これは予備校の先生も言うんじゃないかな。
つか、命削ってやってる受験時期に「恋愛」なんかやってる場合じゃない!とまともな大学に進学する子は知ってるからね、
東大母ちゃんはあけすけに「医者になったらもてるから」というので、嫌われているっぽいね、しかし、これは身もふたもない事実。
「医者目当てでよってくる女でいいのか?」なんてご意見を見かけたが、それを言ってる人が「愛さえあれば!」ではなさそうなので説得力はない。
医者目当ての女なんかはじめから眼中になくて、自分と同クラス、あるいは自分以上の存在もパートナーとして選べる立場に立つことができるまで
「待て」というのはそれなりに「大人」の判断であるのだよな。
努力して上に行けば「選択肢が増える」のを懇切丁寧に子供に教える親はいまどきなかなかに稀有な存在で、私は尊敬するわ、私には足りていなかった才能だ。
もうちょっと、身もふたもない現実を、子供に言っておくべきだったか、とはこの年齢になって後悔する部分はあるのよね、
えげつないが、しなければいけないことってあるのよ、、、
「恋愛禁止」に反発している人たちの意見は「そんなんじゃ将来困るよ」ということなんだが、
恋愛上手に将来性があるか、というとそうでもない、一発勝負で恋愛も受験も決める人はいるのだよね、「恋愛至上主義者」はそういう存在を認めたがらないが。
「下手な恋愛、数打ちゃ当たる」をそんなに美化する必要はないのだよね。
不思議なのは、これが勉強の世界ではなくスポーツの世界だった場合、割とこの手のやり方は好意的に受け止められるんじゃないか、
実際、この夏話題だった清宮君のおかあちゃんなんて好感度高いんじゃないかな、私は、実はこの母ちゃんのほうが少々怖い。
能力を集中させるというのは大変なのよね、、それが出来る親は手放しに「すごい」と言っていいと思うわ。
子供の部活の大会で強豪校の保護者会がすごかったことを思い出す、
子供に実力をつけさせる、発揮させる、は親掛かりじゃないとだめだ、ってのは常識なのだよなあ。
「東大3人母ちゃん」と同じことをやっている人は意外にいるけど、これだけはっきりと現実を指摘する人は少ないので、私は好感を持った。
でも、この先、いろいろ言われるだろうし、子供がちょっとつまずいただけでも大声で「毒母のせいだー!」となるんだろう。
私はそれを叫ぶ人の育児を見てみたい気がするわ、結局は東大母ちゃんと同じようなことをしていそうなのだよね。そしてあまりうまくいかなかったりして。
「若いころに恋愛しておかなければ!」って「結婚」と同じで「絶対しなければいけないもの」か?という疑問が私にはある。
その手の煽りを言う人間をかけらほども信用できないのでな。
中高一貫校時代に「青田刈り」とばかりに近寄ってくる女の子の存在を今まで山ほど聞かされてきて「あなたは女の子でよかったわね」といわれたこともあるのだよな。
息子を育てるのは大変、ということで。