ネット雑記。

「実家格差が子供格差!」というのは、今に始まったことではないよなあ、という「ランドセル」ばなし。
「高くていいランドセル」を買ってもらったからといって、必ずしも「良い子」に育つわけではないのにね。
これは教育にも言えることで、高い教育費をかけてもらった子供だけが必ずしも成功するわけではない、
私はお金と手間暇かけられたのに「大失敗」なお子様たちをちらほら知っているので、この手の「格差問題!」はバカバカしいわ。
大卒より、むしろ高卒の子のほうが就職もちゃんと出来て結婚もできたりするんで、
都会の「イケてる俺たち」に「マイルドヤンキー」なんて侮蔑されても気にしない(気がつかない)程度に「大人」に育つなら
それでもいいんじゃないかと思ったり。みんながそんなに「東大」に入りたいですかね?
都会の中高一貫校に通わなければまともな大学に入れない、なんて嘘なんで。かの記事は何を売りつけたいのやら。
増田で「本当に悲惨な独り身の最後」というものがあって、この悲惨は人を多く看取った経験がなければ理解されないだろうなあ、と。
私の場合は、葬式によく行くので、うっすらと何を医療関係者が悲しむのか、わかる気がする。
それ以上に「おくる人」がいないという現実的な悲惨が見えるしね。人間はきれいごとだけでは生きていけないのだよね。
今の一番の問題点は「おくった経験のない人」が昔より増えていることだろうな。
私は田舎の人間なので、葬式は日常だが、都会に住むふたりの兄弟は未だ葬式に行ったことがない。
「親」すら看取り経験をしない人も多分兄弟の数がそれなりに存在する私の世代では多くなるだろう。
70年以上前の戦場で放置されている骨を未だに集めに行く人の気持ちが人を見とった経験のない人たちにわかるかな?
「人の死」「人の骨」というのは、無言で語りかける何かがある。
「メシマズ」というのが話題になって、先に話題になった記事は消えたようで、後追い記事を読んだが、その書き手が「毒母!」と公言する母親の出産年齢が気になった。
書き手は28歳、母親が65歳ということは、30年近く前に40前で出産した、当時としては「超高齢出産」になる。
「メシマズ!」と罵られるのは、「ジェネレーションギャップ」もあるだろうに、おそらく彼女の母親は育った環境が料理の味を優先されるような恵まれた場所ではなかった。
彼女は自分は毒親サバイバーであると常にアピールするが、私は英国に4年も留学させ、その4年の間頻繁に日本に帰国させた、
その上で私立大学に入れる経済的援助を惜しまなかった親が果たして本当に「毒親」であるかどうか、大いに疑っている。
私の知る深刻な毒親は子供を決して外に出さない、経済的援助も一切しない、むしろ必死に出て行った子供に「たかる」。
彼女の親の場合、育てる側と育てられる側の年齢差がその関係に大いに影響したように思う、「私にふさわしい素敵な親じゃない!」とでも勘違いしたか。
彼女は孤独を抱えているのだろうが、話を妙に盛る人間を私はあまり信用しない。不可思議なまでに盛り上げが目立つブコメのいくつかはどの程度仕込みが入ってるか。
なんにしても、ネットは常に騒がしい。週末は出かけよう。