映画感想 「悪の法則」

最近、とみに衰えた記憶力のためにメモ。
キャメロン・ディアスペネロペ・クルス出演、リドリー・スコット監督作品。
一言でいえば「リドリー・スコットは宗教家にでもなりたかったのかな?」映画。随所に「なーんやそりゃ」ってなお説教が出てくる。
いや、別にキャミーに人生、説かれたくないんで。唐突に出てきた弁護士まで人生語るし。なんすか、その哲学、ってな感じ。
リドリー・スコットは「エイリアン」の監督のイメージが強くて、そう言われたらあの映画もどこか宗教的だよなあ、などと、
抹香くせえ映画が見たいわけじゃないんだよ、センセーションを見たいんだよ、映画なんかで「人生を教えてもらいやした!」気分を味わいたくはないんだよ、
まあ、全体に「なーんや、そりゃ」ってな感じで。
キャミー、一人勝ちでも別にいいし、かわいそうなのはペネロペ・クルスでした、のオチでもいいけれど、全体にこの大失敗感が漂うのは、
やはり何故かこういうあからさまな娯楽映画メンツでお説教をしたがるという、有名監督の勘違いが満ち満ちているからなんだろう。
人生において観る必要のない映画、というのは、現代作品のなかにでもあるなあ、最近、古い映画を見て「なんじゃこりゃー!」とばかりなっていたので、
そう言う点においては評価すべき駄作かも。終わり。