先日、下のお嬢様の部屋に行くと「作業着」があった。
確か入学したあと白衣が必要で「おねえちゃんの貰っていい？」と持っていったのは覚えているが、なんで作業着？と
工学部の学生には「マスト」アイテムだそうで、１〜２年のうちは白衣も作業着も着るものらしい、３年以降はどちらかになるそうだが。
で、その作業着が「スーパーモッサリ」で色も変だったので「ほかになかったの？」と聞くと「ない！」と、
もともと女子向けの作業着とは少なくて、大学で買えるのはこんなのしかない、あまりに気に入らない子は別のところで探したが、
さほどいいものはないそうで、「男子はもっとバリエーションがあって、かっこいいの、不公平！」と、
じゃあ、男子のを着れば、というと「サイズがない！」、こういう点をもっと「女子も理系に！」の先生たちは考えるべきなんじゃないかな。
もっさりした作業着なんか着せておくから、工学部女子のファッションが変になる、お洋服は大事よ。
下のお嬢さんとお洋服を買いに行ったとき「学生さん？どこの学校？」と店員さんに聞かれ、「○大」というと必ず「ええっ？」と驚かれる。
しかも「工学部」まで言うと２度「ええっ？」、
私が命名した「キテレツ系アート女子」スタイルなお嬢さんはファッション系専門学校か私立の美大生に見えるようで、
さて、某国立大学工学部生というのを納得してもらえるファッションとはどのようなものか。
下のお嬢様は、高校で数学オリンピックの選抜メンバーだったので、それを知った人からは「実は賢いんだ！」と言われたのだよな。
上のお嬢様と買い物に行って「どこの大学ですか？」と聞かれたとき大学名を言うと「すごいですね」とは言われるものの、
「ええっ？」とあからさまに驚かれたことは一度もないので、なんだろう？この違い、住んでいる場所が違うからかと、マイダーリンに言うと、
「（下の娘の名前）は君に似ているんだなあ、君も賢そうには見えない人だから」
なんじゃそりゃー！と怒りそうになったが「君も実はとても賢い人なのに」と続いたので、許すか。
家族で一番賢いのはマイダーリンだな。子供の出来がダーリン似で良かった。
しかし、それらしく見える、とは難しいものよなあ、お嬢様の作業着はむさいなあ、と思うのでした。
そのうち「マイヘルメット」も必要かしら。
