雑記。

昨日、朝日新聞の耕論「stap 逆風の科学界」でロバート・ゲラー氏と大隅典子氏の意見を読んで、
擁護と批判も別のステージで行われているのだな、と勝手に納得。
理系にしては珍しい(?)「擁護派」として大隅典子氏の意見を私はネットで読んでいて、心情的にこちらの方に加担したい、と
漠然と思っていたのだけれど、ネットで数少ない、信頼できる理系の人の意見が「ミス・リケン」に辛辣だったので、
どうしたものか、何が真実なのか、さっぱりわからなくなっていた。
とりあえず理系の端くれであるマイダーリンも「ミス・リケン」には批判的だしね。
私がこの件で残念に思うのは「理系よ、お前もか、、」というところで、
多分、骨の髄まで文系の私は言葉しだいで正論なんてものはどうとでもできる、黒であっても白だと「思わせる」、
「これぞ文系!」の手法に飽き果てているので、せめて理系はそういう場であって欲しくないなあ、の「幻想」を
淡く抱いていたのだけれど、やはり「理系」も十分にそういうところがあるのだよなあ、などと、
まあ、イケイケどんどんのうちの下の娘が「理系」になる時代だしね、って、まあ、彼女は女子にしては驚くほど数学と物理のできる子だったから、
私が「理系」に抱く印象は間違っているんだろう。
娘は大学ではロボット研究に携わる気でいるが本人曰く「私、物理でも電気系統は苦手だったのよね、、私の作ったロボット、動かないかも」なんて
その前にロボットまで行き着くのか、「なんでも「作る」のは好きなの」と、熱意だけはあるのでがんばれ。
と、ともに下宿で作業をしながら「ミス・リケン」の会見をライブで見た娘の話に飛んだが、私が「理系」に対して持つ「夢」が
ひとつ、失われたなあ、なんにしてもやる気満々のできる弁護団を後ろにつけた「ミス・リケン」は何のかんので
やり抜けるんだろうな、それが悪いこととは思わないが、私のように「理系」に信仰にも似た尊敬の念を持ってきた人間を
これからも裏切り続けないことを心から祈る。
マイダーリンは「病的な嘘つきに違いない!」などと怒っているが。どうなんだろうね、本当のところは。