冷蔵庫を探す!(その1)

昨年末より冷蔵庫が奇声をあげるようになって、買って10年以上になるし、そろそろ替えどきか、というわけで先週から大型電気量販店をウロウロ。
今の冷蔵庫はその前の冷蔵庫がある日突然壊れたので、まだ幼児の子供を持つ私は慌てふためいて
当時住んでいたところの一番近くの小さな電気屋さんで「今すぐ!もってこられるもの!!」と選んだもの、あんまり大きくない。
その時電気屋さんで教えてもらったのは「冷蔵庫は2回引越しすると10年持たない」「夏が暑い地方に住んでいると寿命は短い」と、
あら、転勤族の我が家にはぴったり条件に合ってるわ、お嫁入り道具として持ってきた冷蔵庫の出来が格別悪いのではないのね。
吟味に吟味を重ねて買ったものではなかったものの、その後1回の引越しを経て10年以上持ったのだから
ありがとう、ミツビシ、愛しております。
今、奇声を上げる以上の悪さはしていないので、冷凍庫の中のものが溶け出すまで待っていてもいいのだけど、後片付けが面倒なんで
早めに探しておこうか、と、この度は余裕を持って「日立」「三菱」「パナソニック」「東芝」「アクア」「シャープ」のパンフレットをじっくり見た。
今や冷蔵庫業界では「冷蔵庫は食料庫!」が承認されているのね、昔なら「常温で保存できるものは入れないで!」がお約束だったのに。
各社の「売り」は「大容量」「省エネ」「鮮度保証」がマスト、
ネット中毒者であるダーリンが「日立が一番いいらしい」と何故か言い出して、
日本の大抵の冷蔵庫は1度買えば10年ぐらいもつので比較のしようがないだろうに、と訝って現物を店で見て納得、
正直、私には「無駄」にしか思えない「高機能」がやたらに多い。
パンフレットで、嵐の大野くんと相葉ちゃんがにっこりしてくれるのはオバハン心鷲掴み、なんだが、
あけたら「プッシュウー」なんて音がする「スリープ保存」なんていらんし。「熱々のご飯もそのまま急冷凍」も、「冷めるまで待て!」だしね。
なぜ、男というものは、こういう無駄な「機能」が好きなのか。
長々お世話になった三菱も何故か「切れちゃう瞬冷凍」を大プッシュ、
いや、たいていの肉は日本では美しくスライスされてるし。そしてたいていの肉は一度冷凍されたものなので、再び家で冷凍することに意味はない。
保存するつもりなら解凍されていないものを買うか、一度火を入れて冷凍するか。
とはいうものの、今の家庭のあり方をいろいろ考えさせられたわ、
我が家のように、もう子供が巣立ちつつある専業主婦家庭では高機能はさほど必要ではない、専業主婦にとっては「店」が冷蔵庫だしね。
でも共働きで子供がいるご家庭なら、「買いだめ」ができて高機能があったほうが便利なのかも。
コストコ」で売っているという大きな肉を「瞬冷凍」して切り分けるのが「イマドキ」ご家庭のあり方なのか?なんて、妙にしみじみしたりして。
長くなったので今日はここまで。「理想の冷蔵庫を求めて、、」の旅はまだまだ続く、、、(か?)