雑談。

さかもと未明さんの本を読んでしみじみわかったのは「親が嫌い!」「親が悪い!!」と言ってる人は「子供も嫌い」という事実。
ネットを読んでいてもそれはよくわかる。好きなのは「自分」だけ、というのも誠にあっぱれだ。
前々から結婚しても子供なんかいらない、作りたくない、と言ってる人たちが子供を作らないのは、
彼らがしなかった事で最も世の中にとって有益なことである、と私は心の底から思ってきて
つい最近、「こんな社会に子供を生み出すなんて無責任なことはできない!」と喚いていた人に
「おっしゃるとおり。あなたの子供が生きる余地はこの世界にはないよ」的なことをちらりと漏らすと、
ひどく傷ついたような顔をしたので、はて、一番言って欲しかった言葉じゃなかったのか?と訝ってたんだが、
未明さんの本を読んで納得した。
結局「大好きな自分が生み出す子供は完璧な子供!」を信じているんだね、そうじゃなかった場合の現実は受け入れられない、
そしてこの世に生まれて結構立派に育っている子供の親は自分が見下してきたような人間であったりして、
この世界の矛盾をいい年になって突きつけられた時、殆ど自我が崩壊せんばかりの衝撃を受ける、
「社会は悪くなる一方だァー!」と叫んでいる人に子供がいないのこういう理由か、と今更わかったりして、
ま、なんにしても、子供を作らない正義の味方の人が絶対言われたくないことを、つい言っちゃった(つい、かしら?)私は
悪いことをしたかな?と思う一方で、かなり溜飲を下げているのも事実なんで、正直に書き残しておこう。
人が自信なく子育てしているそばでずっと「子供なんか作るから」的なことを匂わせて、「自分、大好き!」を振りまく人に
私はいい加減うんざりしてきたんだな、やっとそのことが認められるわ。よかったなあ。