雑記。

村上開新堂のクッキーをネットで調べてみると、同じ名前の店が二つあるのを知って、
私が大昔に食べたものは京都の店の「ロシアンクッキー」だったんだな、と納得。
「皇室御用達」とか「紹介がないと買えない」とか、そんな高飛車クッキーだったっけ?と不思議だったのでネットって役に立つわぁ、あらためて感謝。
大昔、私が学生だったころに京都が地元のともだちに「あげる」と特に何も言われずにもらったおぼえがあったので、
今回仰々しい外包みの「東京・村上開新堂」には驚かされた。水引がかかってるし。
で、ネットでいろいろ読んでみると、「東京バージョン」を食べたがっている人が多くいて、
「つて」をたどって食べるほどでもないッすよ、なんて貧乏舌の私がこっそり。
どうせ買うんだったら、東京の店のご近所にあるという今のオーナーが出されている「山本○子」さんのクッキーの方が「お買い得」なんじゃないかな。
ネットの写真で見ただけだけど、山本さんのクッキーの方が現代的でおいしそうだ。
「東京・村上開新堂クッキー」は、昔ながらのクッキーとして「いいお味」なんだろうが、
極力「油分」を控えていてそこが「いい」と思う人と「もの足りない」と思う人と、わかれる気がする。
「油分」を控えると日持ちするし、たぶん「バター」が苦手な人でも食べられる、のメリットがある。
年をとると「油分」が重くなるしねえ、、、でもそんな年寄りが食べるにしてはあのクッキーは固いな。
山本さんのクッキーは「東京バージョン」より「バター」を使っているのが写真でもわかる、これはかなりおいしいと目をつけている。
紹介がなくても買えるらしいしね。今度機会があったらお店に行ってみよう。
ネットであちこち読んでいて驚いたのが、世の中には「紹介つき」「皇室御用達」がどうやら「味わい」になっているらしい人がいること、
グルメだったらあのクッキーが「すごくおいしいもの、ではない」がわかるだろうになあ、
ある種の「目的」に忠実に沿った「作品」であることは認めるけど、リピートしてでも食べたい、みたいな種類ではないだろうに。
紹介されて読んだ、とあるブログでは京都バージョンをあしざまに書いていて「ちっ」と、
あの「安っぽい」銀の缶がいいんだよ、「うちは外側にはこだわりまへん」ッてのがわからないかなあ。
「おいしい、ゆうんは缶やら水引やらで出来てるもんと違いますえ」なんちゃって、不自然な京都弁が出てしまうわ。
「東京バージョン」をもらっておいてなんだが、私はかつてともだちにもらったロシアンクッキーをもう一度食べてみたい、
それもたぶん「記憶の味」でものすごく「おいしい」とは違うんだろうが。
皇族じゃないんだから、別に紹介ありのクッキーでなくちゃ、ってわけではないだろうに。
ハイソなクッキーなんだろうが、どこかビンボ臭さを感じさせる人がごひいきにしているらしいのを見かけて、萎えてしまったわ、、
そのクッキーをくれたのは親戚で「話の種に」とのことだったので、十分話の種にはなったのでした。
私の最近のおすすめは伊勢丹新宿地下にある「ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ」のサブレ(?)で、
価格といい、味といい、納得のものだと思うのでした。
しかしこの「ホレン・何とか」って覚えられんわぁ、今も「伊勢丹、新宿、バームクーヘン」でひいてしまったわ。
私の貧乏舌は、「雰囲気」にはあまり反応しないことも発見。「皇室御用達」で味がぐっとあがる繊細な舌を持ちたいものよのぉ、、、(涙)