事件、いろいろ。

新聞に「僕はパパを殺すことに決めた」の調書漏出事件で鑑定医の有罪が確定したことが取り上げられて、まだ「まちがっていない」と鑑定医は主張しているんだな、と
読んだ記事では今ひとつその「主張」がなんに対するものか、わからないのだけど、感慨深い。
そして、あのひどい本を出した講談社側は「知る権利という民主社会の根幹が崩壊してしまうことを危惧する」とは、
ずさんな内容の本を出すことで「ジャーナリズム」の根幹が崩壊することはどうでもいいらしいのが、なんとも。
昨日は、ネットで「お塩」先生として人気だった元俳優が「収監」とのことで、ちょっと気の毒なような、
と言って、今ネットのニュースでは「新恋人と獄中結婚?」なんて、お幸せに、ってところか。
さて、昨日は報道ステーションで「婚活詐欺事件」の木島佳苗被告の「特集」なるものがあって、北原みのりさんの名前もあったので、どんなものか見てみたのだが、
なんとも「薄い」、特に見る必要のない内容だった。
この事件は「殺人」が疑われるものが3件、これがもし「本当」だったとしたら「死刑」さえも考えられるはずだが、「状況証拠」が多すぎるので、当然「無罪」とされる場合もある、
裁判員がどう判断するのか、判決が注目される。
私が特集で知りたかったのは、木島被告が「ブログ」をしていたことがどのように取り上げられるのか、
ネットで知り合った相手にとって、彼女がしていたらしい優雅なブログがどの程度の効果があったのか、知りたかったのだけど、そういう内容ではまったくなかった。
北原みのりさんと佐野慎一氏がインタビューされていたものの、「通り一遍」の話って感じ、
「ネット」社会とからめた話ではなかったんだよな、、この事件はそこが特色に私は思えるのにね。
木島被告のブログは、ネットで騒ぎになって、誰かが保存をしていたいくつかの記事を読ませてもらっただけで、実際のブログはまったく目にしていないものの、
もし、普通にそのブログを読んでいたとしたら、私も「騙されたかも」とは思うんだよな、手間暇かけて、「ステキな私の日常、、」を作るとは、やはりあんまり思えないし。
それに実際ブログで書いていたことに「ウソ」はなかったんだと思う、「書いていないこと」はあったにしろ。
わたしが普段楽しみに読んでいるブログも、やはり「ステキマダムの楽しい生活記録」が多くて、「あこがれだわぁ、、」などと勝手に癒されている。
「かけそば」ばなしにはひっかからないが、私もまた種類の違う「きれいなウソ」が好きなわけで、そういう人間の心理を木島被告はある程度たくみに「婚活詐欺」で利用したんじゃないか、
なんて、考えてしまうんだよな、、、「ネット」がとても効果的に使われた事件に感じられる。
そういえば北原みのりさんは、どこかの週刊誌でこの事件のレポをしているそうで、さがして読んでみるか。
面白い事件というか、謎な事件というか、本当のところはどこまでわかるんだろう、そして本当のことを私が知ってどうなるんだろう?とも思う。
出歯亀根性はどこまでも、か。反省しよう。