日常。

今日は半日、お孫さんもいる立派な「アラ還」奥様方とご一緒して、何度かはずしたことを言って生皮剥がれるような思いをさせられ、
いやー、修行になるわぁ。この年で、身の置き所がないほど青ざめることはないものね、
そんな「オバはん」である私をほんの1ミリはずしただけで完膚無きまで打ちのめすステキマダムたちに感謝。
ほぼ1か月に1回くらいご一緒して、いつももうおつきあいは身の程知らずだ、そろそろヤメにしよう、と思うのだけれど、
およびだしされたら、ついつい行ってしまう、だってそのおつきあいは「貴重」なんだもの、こんな稀少な存在にはこの先一生お目にかかれることはない。
「女の花道」を一生歩いてこられた人の集団なんて、ほとんど見かけられないのよ、
この方々の存在を知っていると、世間一般でごちゃごちゃ言われていることがどれほどばかげているか、よくわかる。
「完全勝ち組」なんて言葉は、このマダムたちにとっては聞いたこともないような醜い言葉だろうがもし世間にわかるように説明できるとしたら
私はこういう表現しかできない。それほどすごい人たちなのよね、、そしてこういう人たちはこの世代が最後だという気がする。
私はひそかにこういうマダムになりたいと考えているのだけれど、生まれ育ちが違いすぎておこがましすぎるな。
それでもその片鱗を学びたいと思う。「完全なる女性」というのはこの方々のことなのだわ、うんうん。
と、ワケのわからないメモをしたあと、昨日、中学の同級生の自殺を知ったのもメモ。
じつにイヤなヤツで、中学時代、あまりの嫌がらせのひどさに「○ねばいいのに」とひそひそと友達とささやき交わしたものだが、
まさか、ネットにはまって妙な事業に手を出して親の資産まで根こそぎ奪ったあげくに自死するとは思いもよらなかった。
しかもそれはもう数年前になる。私の同級生は誰も彼が死んだのを知らなかった。
私もそれを知り合いから聞いてそれを確認するために別の友達に話したあと、その友達が何人かの別の知り合いを通じて調べてくれるまで、
そんな話を友達にしたことさえ忘れていた。
今思えば不幸なほどイヤなヤツだった、しかも、私の知り合いはヤツが死んだことに驚いても、だれも哀しいとは言わなかった。
誰とも結婚していなかった、最後の最後まで人に嫌がらせを続けていた。
私が哀しいのは、たぶんほんの数日で、こんな話を聞いたことすら忘れてしまう私の現実、たぶん、みんな、そう。
世界にはいろんな人間が存在する。忘れないように書き残す。