昨日の続き(?)

そういえば、今回の「結婚未満」の執筆者、深澤真紀氏は「草食系男子」の筆者だった。
でもあの記事の切り込み方を見ると無理矢理「ケナゲに猛アタックしている女子に冷たいあんたは草食系!」って決め付けてるだけのような。
「草食系男子」を読んだことはないんだけどね、今さら私が読むのもな、と思うし。
本の内容を確認せず一般に流布している草食系男子のイメージだけで考えると、私にとってはとくに問題のない男子群に思えるんだよな、
というか、私が若いころからそういう男性はいたよ、って、主に高学歴男性に多いんじゃないかな、私の兄弟がそういうタイプだわ。
若いときからがっついていない、というのは、自分からマメに出なくてもなんとなく異性は近寄ってきた、
「まあ、こんなもんかな、、、」と押し切られてつき合ったり、「なんか違う」と相手にふられても「まあ、しょうがないかな」
で、また次のがすぐあらわれて「まあ、つき合ってみようか」と、彼らは常に「まあ、いいか」的な、
恋愛よりほかにするべき事、興味のあることをたくさん抱えているわけで決して女の子が嫌いというわけではないけど、
そんなに優先事項ではなかったりして、正直いって、高学歴男性はそこそこの容姿さえあればその価値は「3割増し」くらいになるものね。必然的に「もてる!」事になる。
私は自分の兄弟を見ていて、なんでそういつも似たようなタイプの女に「寄り切り!」「押し倒し!!」されるのか、
いや、相手の女子もよくこんな男に「アターック!アターック!!」を繰り返せるものだ、と感心したわ、
「結婚相手として最適!」以外、どこがいいんですかね?基本的に「ただのオタク」ですがね。
でも結局「結婚」は自分が選んだ好きな相手とするのよ、彼らも。
「寄り切り!」「押し倒し!!」でやってきたどう猛な肉食系(?)女子をどこか冷たい視線で観察していて「これは違う」と、
彼らにだって「選ぶ」権利はあるんだよ、基本的にやさしい人種なので、なるべくならどんな人でも傷つけたくはない、
でも譲れない「自分」というものはあって、常に「私が欲しいものは私のもの!」とテンション・マックスハイな女子と結婚したら
自分の生活がどうなるかわかるものね、いつも「譲る」ことを強要される人生なんて、いくらやさしい彼らにでも「拒否権」はある。
でも、押し倒すようにして彼らをゲットした女子には彼らにも「選ぶ権利がある」なんて事がどうしても理解できない。
今回の「結婚未満」の話も女性側の男性への無理解をまったく問題にしていないことが気になった。
猛アタックして「友達としてからなら、、」と「やっと」承諾してもらった相手のことを、ほとんど知らないんだよね、
何度も告白をくり返す前に、せめて彼の食べ物の趣味くらい把握できないものかな。
彼女はいつも「自分」を押しつけるだけ、料理が得意だからマンションで料理させて、とか、公園デートで手作りお弁当、とか、
「何が食べたい?」「どこに行きたい?」と相手の意向を確認することはまったくない。
「草食系」「肉食系」と名づけるより前に、もうちょっと人としてのあり方を問うべきなんじゃないかなあ、
それで「手料理が食べられない彼」とされてもなあ、私はこの「彼」が気の毒でしかたがなかったわ、やさしいけど慎重な性格なんだわ、
寄り切る彼女を受けとめるが、自分の食事の好みも知ろうとしない彼女がどんな「手料理」が出来るかまったく信用していない。
そもそも、相手の好みも確認しない人間が「料理上手」って、誰に言ってもらったんだ?自分か?
「草食系男子ができるまで&彼らの好みについての考察 - Togetter」というのを見かけたんで、ついだらだら書いてしまったが、
要は自分以外の人間にも自分と同じ権利を持っていることを認識しましょうってことで、
手料理が食べられない彼が「結婚できない人かも!」ではなく、普通にやさしい人と言うことで、
私の兄弟も最終的には「自分で選んだ彼女」と幸せな結婚をしているんで、「手料理が食べられない問題大ありの男」とされている彼も
いずれ、自分から好きになってアプローチした彼女となら、どこにでも行ってなんでも食べるでしょう、と、昨日も書いたな、このオチ。
Togetterでは「草食系男子」はキレイなお母様に去勢されて育てられた、なんて書いてあったけど、
わたしたち兄弟3人を育てたのは明治生まれの「放任主義」ばあちゃん、
「母親ががっつかない男に育てたから」ってのはどーかなー、、、
「草食系男子」は「あなた」にはがっつかなくても、自分の好きな相手にはがっつくのかもしれません。
つか、がっつかれたいんなら、天然がっつき系男を捜せ、ってことでした。おしまい。