雑記。

「いつになったら女性の性愛表現に理解が示せるようになるんだろう」というつぶやきを目にして、ふと「野田ともうします」の副部長を思い出す。
その54「ささやく女達」で副部長(男)は
「女ってさ、ひそひそ話が好きだよな」「口元に手を当ててひそひそひそひそ、、、いったい何を話しているのか、、」
対して部長(女)が「人の悪口とか言ってんだよ、ゴシップとかさ」
「、、、多分そうなんだろう、わかってるんだ、だがオレは心のどこかで「今度お花畑でハーブティーでも飲まない?」
「そうね、皆で詩の朗読会でもいたしましょう」とか言っててほしいと願ってるんだ、、、」
案の定、部長(女)に「女に幻想持ちすぎ!」とつっこまれるんだが、
私はこういう「幻想」を持つオトコノコにいなくなってほしくない、つか、こういう「幻想」をどのオトコノコにも持っていてほしいなあ。
わが現役女子中高生にはこの副部長発言はウケが悪くて、「わかってない!」「だから男は!!」、
でも私が「女のひそひそ話は百パーセント悪口!なんて言ってる男と、あんたたち、つき合いたい?」と聞くと黙ってしまった。
たぶん、この手の無理解にも近い「幻想」が、男女の関係には必要で、とくに恋愛関係は、その成り立ちは99パーセント「妄想」なんだから、
その「妄想」を育てる「幻想」が双方に必要、とわたしは思うのだよな、それがなければ、世界はどれほど無意味であることか。
「妄想」や「幻想」は無理になくすことはないんじゃないか、「必要」だからあるものなんだよなあ、、
「理解を示す云々」は大分前にちらりと見かけたつぶやきで、今、その話がどうなっているのか、とくに知りたいわけではないんで見ていない。
まあ、そのつぶやきにマジメに答えるとしたら「あなたが女も人間だと認められるようになったら」なんだろうが、
そんなふうに個人の感覚をわざわざ「矯正」しないといけないものかな、いいじゃないの、「理解」しなくっても。
わからなくたっていいんだよ、わからないから、いいんだよ、
赤毛のアンにマシューが「ロマンチックをすべて捨ててはいけないよ」言ったように、それを教えてあげる存在が男にも必要なんだろうな。
「野田ともうします」の副部長は「どこにいるんだ、オレの幻の女」と、どこかにその「幻の女」が「いる!」と期待しているような、
漫画自体のオチはそういうところにはないんだけど、そういう「幻想」を心に持ち続けようとする副部長はケナゲだ。
女が求める「男らしさ」とはここから出てくるものでもあるんだよなあ、、、
最近の心弱き男子中学生は「けいおん!」に、同じく心弱き男子高校生は「AKB48」に心の慰めを求めているらしいことを
娘たちから聞いて、それがまた気に入らないようだけど「いいじゃあないの」といえるようになったのは、私が「おばはん」になった証拠だなあ。
週末、いろいろあったんで、疲れ果てて何が書きたかったのか、すっかり忘れた。
なんだかんだで、9月ももうおわり、10月から来年4月ごろまで更新停止予定なので、出来るだけ書こうと思ったのに、結局あんまり書けなかったな。
これから数日は、出来るだけ、毎日更新をめざそう。