いろいろ。

たまに弁当の感想を聞くと「フツーにおいしかった」の答えが子どもたちから返ってくるので
これは、時々「新メニュー開拓」にチャレンジして「新味」ならぬ「珍味」を作ってしまうわたしへのさりげない抗議か、
と悶々としていたところ、先日「にほん・ゴー!」の録画を見ていたら
「フツーにかわいい」の「フツー」とはわたしが考える「とっても」と同じ使われかただと「フツーにかわいい」ってスゴイほめコトバだよねー」
と子どもたち二人ともが言ったので夫婦ともども驚いた。
と、言うことは、わたしのお弁当もひょっとして「ほめて」くれているのか、よし、そういうことにしておこう、
と、年をとるとすべてが自分に都合のいい解釈になるこの老獪さよ!年をとって、よかったわー。

夏に、お友達に紹介された彼氏を「盗っちゃおうかなー」というCMを見た下の子が「こんなことがあったらどうしよう!」というので
「盗られるような彼氏はあげなさい、そんな彼氏もお友達も、もういらないでしょ」となにげに答えると「そうかー、そうだよねー」と妙に納得される。
「でも、やっぱりくやしいと思う」
「そのお友達に「わたしのお古がほしいの、じゃあ、あげるね」ととどめでも刺しておきなさい」
なんて、つい言ってしまった、「ママってコワイ」との反応、ちょっとやり過ぎか。
しかしね、不倫的な恋愛は長続きしないし、友達の彼氏を欲しがる女ってのはみんな自分だけが特別なことをしているように思っているけど、
ただのありふれたバカだから、それにひっかかる男もさほどのやつでもないのよ、
こういう女の経験知は、いつ、どこで与えるべきものなのかな?本には書いていないからねえ、、、

子どもとその友達を車で送っていて、その会話をなにげに聞いていると
お友達の一人がイマドキの小説だのなんだのについて
「全然おもしろくない、みんな高校生とかで親と仲が悪くて、みたいな、なんか、高校生だと親と喧嘩していないといけないの?って思うわ、
わたしは家族と仲がいいし、みんな大好きだし、どうしてそんな小説しかないのかなって思う」
と、「そうだよね、娘だと必ず母親との「葛藤」ネタだよね」なんて、別のお友達もいいだして、
ウチの子も含むその全員が「なんでフツーの話、ってないのかな」の結論をだしていた。
「なんか、違うのよね、、」といえる子どもたちのその感覚がいいな、と思った。
そういわれたら、最近話題になる本のほとんどが家族崩壊ネタ、親子葛藤もの、だよなあ、
それをやってる編集者たちの家庭が崩壊しているせいかもね。
永遠に廃れないネタか、、、ということは「家族」というものも永遠に廃れない集団かもしれないな。
そういうことを考える今日この頃。無駄に時間を過ごすのがストレス解消だ、と気がつく。