日常。

高橋大介選手、金メダル。
オリンピックでライブを見る楽しみを知ったので、早起きができなかったのは残念。女子はがんばってみるかな。
そもそもフィギュアファンでもない私が、何故オリンピックのライブを見たか、と言うと、
誰が「うまい」がさっぱりわからなかったからなんだな、
「高橋選手の定評あるステップが」と解説されても、「ふーん?」みたいな、で、他の選手も見てみようか、と、見てみて、はまった。
やはり「うまい」「下手」ってあるわ、ショートプログラムでは歴然としていて面白かった。
オリンピックフィギュアでは最年少出場者だった(たしか)デニス・テンくんじゃない、
カザフスタンの17歳の選手の「ステップ」を見たけれど、
はて、この人は氷の上で何をくにゃくにゃ、やってるんだろうか、え、これが「ステップ」だったの?はー、高橋君はうまいわ、
と、全部見てみないと、わからないもんだなあ、フリーに進んでいる選手は全員、誰がメダルを取ってもおかしくないんだともわかった。
日本は、もう日本人選手「だけ」しか、写さないからなあ、今日の結果だって、「高橋金メダル!」ばかりで、
「小塚、振るわず」とか、2位以下の選手は誰だー!って、ネットで調べたよ、
カナダのビミョーに男前の選手と、フランスの選手ね、そういうのをちゃんと言ってよねー、、(涙)
スポーツのファンを増やすには、日本人選手ばかりのことじゃなく、その競技のおもしろさをテレビでたくさん取り上げるべきなんじゃないかな、
そうすれば、ファンも増えて、お金も集まる、日本人のことだけに注目するやり方は古い気がするわ、どんなスポーツでも。
岩村暢子さんがまた新しい本を出していて、先日買った「マキア」でも書評を読んだ。
岩村さんの家族の食卓関連は2冊ほど読んで、1冊に書かれていた「戦争経験が食文化の継承を妨げた」の説には大いに納得させられたけれど、
首都圏の食卓のみを抽出して「これが今の日本の食卓だー!」とされるのにはちょっと違和感があった。
とはいうものの、ネットをやっていなかったら、私のような田舎ものは「都会の人は悪いのぉー」なんて、真に受けていたかもしれない、
でも、ネットで見せていただく限り、首都圏に住んでいる子どものいるご家庭でもちゃんとした食事を食べさせている方々は多くいる。
階層の違いなのかな?とも思ったけど、うーん、どうなんだろう、岩村さんの「食卓の危機」を煽る説には賛成しきれない。
「マキア」の書評では「具なしの焼きそば、味噌汁の回しのみ」などと、とても扇情的な話で、わー、こわいもの見たさで読みたーい!と、
一緒に雑誌を読んでいた娘が「そういえばさいばらさんの本で「具なしの焼きそばが好き」なんてのがあったね」などと、
そんな話し、あったっけ、確かに具なしの焼きそばは子どもが好きそうだ、うちも、渋々野菜食べてたと思うわ、もっとちいさい頃は。
今は「美容と健康」が気になるお年頃、「野菜、食べなきゃ!」とか言ってる、女の子の美貌は作られる、ですな。
「マキア」と言えば、どこまでが記事で、どこからか広告か、さっぱりわからない雑誌だったわ、、、
たまには美容専門雑誌を買ってみるか、と買ってみたけど、まるで、進研ゼミ、中学生講座並みの広告の多さだった。いやはや。
首都圏、或いは大都会の家族の食卓の話にもどせば、考えてみたら、私が好んで読んでいる方々の食卓が
極めてめずらしく、素晴らしいのかもしれない、そうでないと、読まないものね、、
このあいだ読み終えた荻上チキ氏の「ウェブ炎上」にあった、「デイリー・ミー」「デリート・ユー」ってのが、まさにこれかも。
自分に都合のいいものしか読まない、都合の悪いものは「なかったこと」にしてしまう、これが弱者が生きる道なのよね、、
とはいうものの、きちんと食事を作る方々の方が私には「フツー」に思えるんだよな、ううむ、「フツー」って難しい。
荻上氏の本は面白かった、感想をまた書いておきたい。(と、書いて見事なまでにそれを忘れる私。)
春休み、子どもたちは、行ったり来たり。そう、そう、今年のホワイトデーはまさに2人とも「大漁」でしたわ。最近の男の子は素晴らしい。