雑記。

よく考えたら(?)、もう11月も末だ、クリスマスツリーを出さねば。
で、図書館に本を借りに行く。(なにをやっとるんじゃ)
久々に、中村うさぎさん。「さすらいの女王」「芸のためなら亭主も泣かす」(文藝春秋社)
「さすらいの女王」をぱらぱらとめくり、うーむ、相変わらず、うさぎさんは突き抜けていらっしゃる。この方はすごい。尊敬する。
すぐ読めるだろうから、感想をまたそのうちに。
荻上チキ 「ネットいじめ」(PHP新書)。本当は「ウエブ炎上」が読みたかったんだけれど、借りられていたので、かわりに。
内藤朝雄 「いじめの構造」(講談社現代新書)。ネットで知って、以前から読みたいと思いつつ、読めなかった本。
いじめを受けた子どもの親としては、それにまつわる記憶は本当に苦痛で、あえて避けていたけれど、今なら読める気がする。
先日、いじめを受けて不登校気味になっているお子さんを持つ知り合いと話をして、同じ痛みを経験しているんだなあ、と、
でも、正直にいえば「のど元過ぎれば熱さ忘れる」にして早く忘れてしまいたい、なかったことにしたい、の気持ちが私にはある。
しかし、それでいいのか?とも思っている、心配する親のつらさを出来るだけ感情を抑えて、淡々と語ってくれた人に
私が言えたのは「大丈夫だから」と、少しその時期から離れて、冷静に色々思い返せるようになったから、いつか記憶を残しておこうと思う。
我が子は不登校気味にはならなかったけれど、その分、心に重い苦痛を抱え込むことになった、
それから少しづつ、抜け出しつつある、どれほど、心の痛みを克服するには、長い時間がかかることか。
「話してよかった、話してもらえてよかった」と言われて、男の子のお母さんは大変だなあ、と思った。
男の子の、「男」としてのプライドが、そしていじめを受ける子どもは心が優しい故に、「お母さん」にそれを訴えられない、
と言って、「お父さん」がそれに関わるには、まだ父親は技術不足な気がする。
どっちにしろ、いじめをされた側は常にそれは「青天の霹靂」だからなあ。うまく対応する、なんて無理。
「いじめをする側もかわいそうだ」なんて言うのは簡単だ、でもその言葉がいじめをされた側をどれだけ傷つけるか、考えて欲しいものだ。
借りた本は、そのほか、「婦人之友」「ミセス」「Good Housekeeping」。
ネットで、北原みのりさんが「結婚詐欺女」と「鳥取の詐欺女」について書かれているのを読んだ。
私も、はじめ、二人は同じ人だと思っていた、「全国レベルだったんだなあ」と、あとで、違う事件と知った。
なるほど、北原さんは、そのように見るんだなあ、と、
私は「結婚詐欺女」が何故、そこまでしたか、不思議でならないので、中村うさぎさんに解明してもらいたい。
「東電OL事件」も、さっぱりわからない事件だったので、中村さんが読み解いてくれて初めて、被害者に共感(?)を覚えられた。(気がした)
「なんで、そーなるの?」ってな疑問しかなかったからなあ。まあ「わかった気になる」で消費するってことなんだろう。
週末にクリスマスツリーを出せるかな?