「きん・つま」。

「金麦妻」の言葉を知る。
あれ、「妻」だッたんかー!私はてっきり「アブナイ」女かと思ってたよ、
だって、あの年齢で、あの格好で、「金麦、冷やして待ってるからー!」って、フツーの男ならどん引きでしょう。
町中で、あんなこと、自分の妻に叫ばれてうれしいか?
うちのダーリンだったら、「他人のふり」するな、「せめて「エビス」と言ってくれよー」と、「見栄」をはるかも。
ちら見したコラムでは、いまどき、専業主婦を家に持つ男が「金麦」を呑むか?などと、「ほー」な話も。
だからこそ、私はあれは一度だけ関係を結んで、以来、男につきまとい続けている女がやってるのかと思っていたな、
場所もわきまえず、若くない女が、カマトトな格好をして「待ってるからー!」って、それ以外、私には「ありえなーい」!
でも、よく考えたら、そんな「オカルト」な状況、CMで「ありえない」か。
しかし、もっと、「ありえない」と思うわ、専業主婦が「金麦冷やして待ってるからー!」は。
旦那を待ってる主婦なんて皆無に近いんじゃないか、「あれ、もう帰ってきたの」が、一般的専業主婦のありがちな姿。
たいていの専業主婦宅には子どもがいるものね、子どもと煮え煮えになってる状態で、気がつけば、夕食の時間、風呂だ、なんだ、と、
うちのダーリンは、家に帰ってきたとき、部屋に電気がついていればそれでいい、と結婚前後に言ってたんで、
とりあえず、家にいる「私」と「子ども」のために電気はついているんで、それでもう満足かな、と、
「お帰り」くらいはなにをやっていても言えるからねえ、、、「待ってました!」とは、その「発想」がないな、お互い。
もし、私がダーリンに「金麦冷やして待ってるからー!」なんて言ったら、「それは何かの罰ゲームかー!」と家に帰ってこなくなるおそれあり、
日頃の関係が忍ばれるわぁ、、、ま、我が家ではかつて役所広司が宣伝してた「ザ・ストレート」が定番だしな。
あの「金麦妻」はそんなに人気CMだったのか、そういえば、見る度、違うシリーズだったような、
どうでもいいんで、深く考えたことがなかったけど、不快に思う人もいたんだな、
私は、何か勘違いしているCM、と思って見逃してたよ、「ああ、勘違い」は、CMに良くある世界観だしね。
そもそも、CMに惹かれて商品を選ぶかな?
売れているのだとしたら、むしろ「金麦」というネーミングの良さ、ラベルの洒落た感じが評価されてるんじゃないかな。
味は、、決して「金」とは言えない気もするが、これは、好みの問題か。
以前、ネットで中村うさぎさんが、「幸せ家族」などと、嘘っぽい車のCM設定について、
「あんなのはね、自分の夫婦生活すらうまくいっていない電通博報堂の軽薄ディレクターが作ってるのよ。
浮気ばっかりして家族崩壊しているお前らが描く「理想の家族」なんてちゃんちゃらおかしいよ。」と言って、
なるほど、浮気ばっかりしているようなディレクターにとっては、いつまでも、文句を言わずに
「待ってるからー!」の「妻」が「理想」だってことだな、
家族崩壊している人たちの見果てぬ夢を適当に垂れ流しているんだろう、だからシリーズが続くのかもね。
発注側と制作側が好きな世界観なら、シリーズも続くわな。
ブクマでそれに惹かれる人が一定数いることを確認して、「待つ女」は、重いわよぉ、、、と、一言。
ところで、最近出たビールで、一番うまいと思うのは、アサヒ 「ザ・マスター」、でも、このCMがまた、「くそ」しょーもなくて、、、(涙)
見る度、買うのをやめようかと思うわ、そんなに買ってないけど。あれも私には「謎」なCM。
今日、「きん・つま」な私が用意する酒はアルゼンチン産ワイン、仏ワインと同じ値段ならこちらを選んだ方が、とお勧めです。