日常雑記。

先日、「さべちん」というタイトルの遺稿集をダーリンが買ってきて、「SABE」の名前になんだか見覚えがあるな、と思ったら、
私の好きな「世界の孫」の作者かー!とショックを受ける。
リエーターは、とにかく寿命が短いというか、煮詰まるというか、それほどの年でもないのに、ぽこぽこ亡くなったりして、
この「SABE」氏も何故亡くなったのか、それは発表されていないらしい。消耗して亡くなったか、それとも単なる不摂生か。
今年初めになくなったとネットで調べて知って、それを発表したのが半年後、で今回の遺稿集、あらあら、この人、H系の人であったか、
かわいい絵を描く人だなあ、女の子のぷよぷよの肌の質感とか、上手に書くなあ、と感心していたので、H出身は何となく納得。
「世界の孫」は主人公がうちの子に似てるんで(行動も)好きで楽しみにしてたんだよなあ、、、
漫画はストーリーの途中で「ぶちっ」という感じで終わった。編集者と喧嘩したか、人気がなかったか。
私のようなおたくを旦那に持っているというだけで、特におたく傾向のない一般人が読んでも結構楽しめたのに、
次の漫画を楽しみにしていたのに、まるで、その連載が尻切れトンボで終わったがごとくにその人生も惜しいところで終わったんだな。
本当に残念、しかし「SABE」と初めて名前を読んだとき「さべあのま」かと思ってしまった、中を見て絵が全然違うのを確認したけど。
楽しみにしている漫画と言えば、すぎむらしんいちの「ディアスポリス」を以前高校生の娘に勧めて
「ママの好きな漫画はハードだねえ」とあきれられた。
はて、そんな漫画だっけ?と読み直してみたところ、シャレにならないエロシーンが。
いやー、そういうものがあったってことがさっぱりぬけ落ちてたんで、とほほ。年頃の娘に勧める漫画ではないな、と反省。
「めいちゃんの執事」がちょっぽりエロい、なんて言ってる場合じゃないよ、つか、もう、この手のものへの感度が低い自分はおばはん。
感度が低いといえば、昨日、「公園の音がうるさい」のクローズアップ現代の話を実家母にしたところ、その文句を言ったのは高齢者だろう、と
そうだ、と言うと、年をとると、小さなことがどうしても我慢できなくなる、過去に自分の子どもが通っていた、とか、そういうものはさっぱり抜け落ちて
ただ「今」しかない、「今」「不快」なものがどうしても許せなくなる、と教えてくれた。母は哀しい顔をしていた。
年をとると言うことは、私が見たところ、様々なことへの「意欲」をなくす、それが一番哀しいなあ、と、
何かを「許せない!」と受け入れられなくなることで、生に執着するのか、それはまた、まだ「年寄り」としては若輩者である私の身勝手な解釈か、
テレビでは「騒音」と「煩音」の違いを示していて、「つながり」を持つことで「音」は気にならなくなる、と、
年をとることで社会とつながりが薄くなる、そこで様々な問題が発生するか、思うこと、色々。
いい年になってから、親とつきあうことで、学ぶことは多々。
台風が来るかもしれないんで、今日はその用意をしよう。