雑記。

「日本人の殺人」を読み終えて今は「早稲田と慶應」を読んでいるんだけど、同じ新書といえども書き手の濃さの違いにため息。
ダーリンから聞いた話によると、バブルの頃の本の発行数5千点に対して、現在は2万点を超えるそう、
最近の新書流行も手伝って、爆発的に売れなくてもそこそこ売れたらそれでいい、で次々出していくんだそうだ。
なるほど、「なんでこれ、本になってんの?」なのが結構あるものなあ、
幻冬舎新書なんてぱらっとめくって愕然とすることがあるわ、どれ、とは言わないけど。
幻冬舎といえばこのあいだ、朝日の書評欄に佐々木俊尚氏が香山リカの本を取り上げていて、
勝間和代のことをあなたは批判できないはずでは?」と実に、ごもっともなことを書いていた。
勝間和代さんより香山さんの出してる本が多いんじゃないかな、そんなあなたが言ってもな、と佐々木氏が苦笑しているような。
香山さんは、週刊誌でぱらっと読む分には「お得」感があって面白いんだけど、「本」で読むと内容が薄い、軽いエッセイの人だな、
それを思えば、好きではないけど、酒井順子さんはなかなかの書き手かもしれない、「本」として読めるもの。
勝間和代さんは、このあいだご卒業校である慶應のパンフレットのトップでインタビューされていて、
めちゃくちゃ忙しい勝間さんが、こんなところにまで、働き過ぎだ、「断れ」てないじゃん、などと思ったのでした。
こんな、最年少で会計士試験に受かって、学生時代に結婚、出産をするようなパワフルな人の言葉が一般人の役に立つものかな?
どうもよくわからん、勝間さんは1週間に一回、朝日新聞で読むに限るわ。それで1週間、おなかがいっぱい。(違う)
「しがみつかない生き方」「普通の幸せを手に入れる10のルール」を模索する人に、香山さんが書かなければいけないのは
「私の書いているような本を買わないこと」だと思うな、そもそも、その手の知恵が本で手にはいるように思ってること自体がどこか変だわ。
ところで、鳩山幸夫人が森下裕美の「ここだけのふたり」の「おほほのおばさん」に見えて仕方がないので「ムー」でも許せたりする私。
とほほ、、