今更だけど。

宮台真司はなにを言っておるのやら。
昨日、朝日新聞をぱらぱらめくると雨宮処凜、中島岳志宮台真司の座談があったんで読んで、
宮台は「小泉政権のやり方を見習え」だとか「よいファシズムがある」だとか、「挑発的に言えば」の前置きがあれば何でもありだよなあ、
この手法はもう「古い」と認識しないといけないんじゃないかな、中年女がいつまでも若いときのメイクをしているみたいで痛い、
58年生まれのこのおっちゃん、どこかに埋めて置けよ、恥ずかしいから、とか思っちゃった、
雨宮さんと中島さんが同じ75年生まれなのを見て、宮台のちゃらちゃらぶりに「年寄りの冷や水」の言葉がふと。自戒しなければ。
私はこの宮台真司という人をほとんど知らないんだけど(よんだことがない)、「若者の代弁者」的な人気だったように思うんだよな。
でも、その「若者」って私世代のことじゃなかったか、その若者も既に40代、だからもう「これ」はどこかの「殿堂」に入っていただいて、
せめて60年代生まれの誰かを座談相手に選んだ方が、、、って、誰がいるかしら。(遠い目)
対談の内容は政権選択で、貧困問題が政局にどう関わるか、など難しい話題。(そこに、また、宮台が余計な「茶々」入れてるのがうっとうしい。)
「選挙に行こう」と行ってもその選挙権が「ない」層があると、貧困に一番近い人たちに選挙にいけない事実が哀しいよなあ。
私は引っ越しを繰り返して、いつだったか、住んでいるところで選挙が出来なかったことがある、もちろん前に住んでいたところでは出来るけど
わざわざそこに行くこともできず、私はその時、初めてこんなことがあると知ったんで、これは、意外に知られてない事実なんじゃないか。
ところで、今回は実家の母親すら「共産党に入れようと思ってな」と言い出して、でもその共産党が政権を取るなんてことはちっとも信じてない、
もう、ほとんど票を捨てる気でいるらしい、「自民党の人の中にもいい人はいるけど、そういう人は全く駄目にされてしまった。」「小泉が悪い」と
お母ちゃん、なんのテレビを見ておりますか、なことを言い出したりして、現在70代の年寄りがこういうことを言ってるものな、
自民党の神通力も落ちたもんだ、ま、これも自民党、お得意の「自己責任」と言うことで。
座談の後半は、ほとんど中島さんと雨宮さんの対談になってたんで、宮台はもう「置物」と言うことで片づけたんだろう。
貧困問題みたいな切実な現実を話し合うのに、「議論を活性化させるためにあえて」みたいな発言のし方は全く必要ではないと思うわ。
明日、住むところも食べるところもない人が実際にいるというのにその問題を単なる「議論」のための「議論」にしてしまう、
小泉同様、「いらない人」の箱の中に宮台を入れた。(元々、必要としていなかったが)
なんでこんなおちゃらけものを座談会に呼んだんだろうな、その名前で人が呼べるのか?私は雨宮さんの名前に目をひかれたけど。
なんのかんの言って、結局、私がこの宮台が好きではないのは、その微妙にテクノカットを思わせる「髪型」のせいかもしれないな。
ううっ、こんなことが気になる私が一番痛いか、とほほ。(雨宮さんは好きです。)