東京見物記。(その4)

時間をおいて思い出したんで、東京見物記、続き。
国会議事堂で見学したところが参議院天皇陛下の控えの間があって、そこには椅子が一つっきり、他の皇族方は別の部屋がある。
こんなところで一人、待たされる天皇陛下は気の毒だよなあ、もちろん、お付きの人もいるんだろうが、座るったって、ソファーじゃなし、
もうご高齢なんだから、こういうのは免除になっていいと思った。(もうなってるのか?)
説明をあれこれ聞いていると、「天皇」と言う「職業」(象徴?)は大変そうだ、なくしちゃった方が人間的判断のような、
「職業」のためにお育てされる子供、と言うのも「酷」なような、ま、一般庶民の一意見ですけど。
日本中の子どもたちは一度は国会議事堂を見学しておくべきだと思った、どんなところで国政が行われているか、「知る」のは大切だ。
日本人を40年以上やってきて、「初めて」のおばはんとしては、感慨深かったな、「政治家」の雰囲気とはこういうところで醸造されるのか、
しかし、こうも不思議な空間でばかりいると、本当の「日本」なんて見えてこないんじゃないか、
運転手付きの黒塗りの車で広く雑音のない道を走るのでは感覚がどこかで狂ってしまう気もする、自分の脚で歩いて、自分の目で見てくださいよ、
だって、あの「議事堂」の周辺には「なああああんにも」ないもんね、ビルに看板がかかるわけじゃなし、コンビニも見あたらない。
(地下にあるのか?)これだけ人を抱えていながら、民間の食堂も見あたらない、雑多な町に住む私には異空間に見えた。
でも今度は、国会図書館行きたーい!子どもたちとも「行きたーい!!」と、目当ての本が思いつかなかったんでやめた。あと、歩き疲れた。
東京近辺では、遠足で必ず行くところらしいが日本の中心地をどの地方の子供にも見えるようにしてもらいたいな。
議事堂見学でよかったことは、1時間近くの見学が「無料」であること、子供にもらったパンフレットは写真が多く、説明もあって充実してるし、
ずっと説明してくれた「衛士」(と言ってたような、この字でいいのか?)の人も丁寧で親切だった。
申し込みの手続きをしてくれる人も退職した元警察官っぽい人だったけど、いろいろ教えてくれた。(後ろの外国人には厳しかったが)
ここが「無料」というのはいいね、「皆様の税金」で成り立っております、行ったことがない人は、是非、一度。
「ただ」であれこれ見せてもらったのは申し訳ないんで、「太郎ちゃんせんべい」だの「純ちゃんまんじゅう」だの買って、
でもそれが国会議事堂維持のための費用になっているとも思われず。巨大観光地「東京」にお金を落とした、といいわけ。
話は変わるが、ネットで学生の就職活動のあれこれを拾い読んでいて、ふと、学生時代から東京で過ごせ、とアドバイスをもらうのは
就職活動時、関西からでは行ったり来たりが大変だ、の意味もあるのかな。
密に張り巡らされた鉄道には驚いた、じっくり、地図を広げて路線と重ねれば、面白いだろう、今度はもう少し勉強していこう。
関西の都市ほど、「ユニクロ」を見かけなかった、つか、一度も「ユニクロ」を見なかったよ、
見たのは「GAP」とか「ベネトン」、一時期話題になってた低価格のユーロブランドとか。
やはり「ユニクロ」は西日本が発祥地であるからか、それとも行った場所が悪かったのか、私の目が悪いのか、どれかだろう。
それから、どこに行って、何を聞いても、思ったよりみんな親切だった。
住んでる人には当たり前のことを聞いてもイヤな顔をされなかった、田舎じゃ、稀にものすごくイヤな態度をとる人がいるからな、
田舎もの慣れしてるってことか。どの店に行っても、ホテルでも、食事したところでも、不愉快なことは一度もなかった。日頃の行いのわりに。ほほほ。
他になんかあったかな、とりあえず、今日はここまで。北朝鮮の打ち上げ花火は騒ぐだけ損な気もした、議事堂では大騒ぎだっただろうか?